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2017/08/13 22:25

今日から三浦皇成を応援しようかと思う。

今日の札幌メインのエルムステークスは、三浦皇成騎乗のドリームキラリが、ケレンミのない逃げを打った。
直線を向いてもあきらめずに最後まで必死に追う。
粘れ、粘れ。
声が出た。
結果は3着だが、カムバック2日目の騎乗にしては、見事だった。
U+A0
今まで三浦皇成はどちらかと言えば嫌いだった。
て言うか、私の中ではどうでもいい、目立たない、その他大勢の騎手の一人にすぎなかった。
デビュー年こそ注目されて、結果を残したが、タレントのほしのあきと結婚して、すっかり、
せい(性・生・精・勢)を吸い取られてしまった、という一般的な感想しか持っていなかった。
U+A0
けれど、昨日、復活していきなりの2勝に加えて、今日のこの騎乗で見直した。
落馬、骨折、手術、リハビリと長く苦しい1年だっただろう。
それを乗り越えての今日。
ほしのあきの内助の功も大きかっただろう。
それより、何より、三浦騎手の復活にかける心根に感動した。
最高時速60キロ以上で駆ける競走馬の上に、最低限のプロテクターだけで騎乗する。
プロの騎手は意識の表面にこそ出さないものの、その恐怖たるや相当なものだろう。
三浦騎手の落馬事故は、骨盤など複数箇所の骨折で一旦はICUに運ばれる程の大怪我だったが、ともするとトラウマにもなりかねない。
それをあえて、事故に遭った札幌競馬場を復活の舞台に選び、復帰初日で2勝。
2日目のメーンレースで馬券に貢献した。
完全復活と言ってよいだろう。
この鮮やかな復活劇を見ながら、脳裏には2人の騎手の面影が去来した。
U+A0
一人は後藤浩輝騎手。
後藤騎手も何回も不運な落馬事故に見舞われ、長期休養のリハビリ後に騎乗したレースで再び落馬。
その翌日、自ら命を絶った。
死者の胸の内を推断するのは不遜であるし、失礼でもある。
批判を承知であえて書くと、後藤騎手は競馬に乗るのが怖くなったのではないだろうか。
そして、そんな自身に激しく失望して、あのような衝動的な最期を選んだ。
この憶測の真偽はともかく、落馬して大怪我をしたあとに再びレースで競走馬に乗る前の騎手の心理状態は常人には伺い難いプレッシャーがあるか思う。
今回、三浦騎手はこれに打ち勝った。
U+A0
二人目は浜中俊騎手
彼は以前、直線で馬を追わずに、注意義務を怠ったことで騎乗停止処分が下ったことで批判に晒されたことがある。
昨日の小倉でもまたやった。
5Rでペガッソに騎乗し、最後の直線走路でいったん先頭に立つも外側に逃避した際に追う動作を緩め2着。
注意義務を怠った咎で2日間の騎乗停止。
何やってんだか。
それだけではなく、浜中騎手は以前から好きにはなれなかった。
馬との折り合い重視の教科書通の騎乗しかできず、思い切って逃げたり、自分から積極的動いたりして勝ちに行くレースは少ない。
アグレッシブさに欠ける、という言い方が一番ピッタリくるかと思う。
U+A0
その点、復活後の三浦騎手には、私が求めていたアグレッシブをビンビンに感じ取れる。
今日のエルムステークスでは3着に負けたが、競馬ファンとしては、負けても見ていて納得のできるレースだった。
こんな騎乗を何回もすれば、いずれはまた重賞を勝てる日も来るに違いない。
今日は買わなかったが、応援馬券を買うかもしれません。
これからの三浦騎手に期待します。

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