スマートフォン版へ

マイページ

19件のひとこと日記があります。

<< NEWSポストセブン、「週刊ポスト」... ひとこと日記一覧 【考察】競走馬のクラシック成績と生まれ月... >>

2017/02/04 19:34

ミリッサのオークス優勝の可能性〜ちょっと気の早い考察〜

ミリッサの今日の馬体重は410キロで、33.9の末脚で追いこんできて届かずの3着。
これは、たぶんに実力というよりも、鞍上のルメールの位置取りが後ろすぎた。
前が止まらない今の京都の馬場で、最後方からの競馬は過信しすぎだろう。
それでも、切れる脚を再確認することができた。
小さい馬はよく切れる脚を使う。
当たり前だ。
体重が少ない分、すぐにトップギアに切り替えることができる。
牡馬に比べて体重が少ない牝馬に切れる馬が多い、というのは単純に言うと、そういうことだ。
ただし、軽体重馬は騎乗者の重量が脚にかかる負担も大きく、ジョワドヴィーヴル(募集時の2010年6月7日345キロ,2011年11月12日の新馬戦時420キロ,生まれ月5月13日)の悲劇が起こる可能性も大だ。
さて、ミリッサの今後の可能性を占ってみよう。
まずちょっと気が早いが、もし出られたらの仮定の話になるが、本馬のオークス優勝の可能性について考察したい。
もし、5年前なら、オークスは無理という結論を出しただろう。
下の表をご覧いただきたい。

●オークス優勝馬の馬体重
西暦年 優勝馬 馬体重(キロ)
2016年 シンハライト 422
2015年 ミッキークイーン 430
2014年 ヌ―ヴォレコルト 444
2013年 メイショウマンボ 478
2012年 ジェンティルドンナ 460
2011年 エリンコート 456
2010年 サンテミリオン 460
アパパネ 470
2009年 ブエナビスタ 446
2008年 トールポピー 462
2007年 ローブデコルテ 456
2006年 カワカミプリンセス 484

この表を見て気がつくことがある。
2006年〜2013年の優勝馬の平均馬体重は463.5キロ
であるのに対し
2014年〜2016年の優勝馬の平均馬体重は432キロ
と30キロも軽くなっている。
2013年以前は、オークスは牝馬でも比較的馬体重があり、がっしりとした馬が優勝する傾向にあった。
それというのも、過酷な牝馬の春のクラシック戦線では、桜花賞からぶっつけでオークスに挑む際に、馬格の小さい馬は消耗して大きく馬体重を減らすと、スタミナを要する東京の2400mの長兆場はまず勝負にならない。
2015年に小柄なミッキークイーンが優勝できたのも、桜花賞をパスしてオークス一本に絞ったからだと巷間で言われている。
それにしても、ここ3年の優勝馬は軽量傾向になっている。
シンハライトミッキークイーンも府中の2400mのクラシックディスタンスを最も得意とするディープインパクト産駒で、ディープ産駒は小さくでるからこのような傾向の変化となった、という説明は一番、合理的でしっくりくるが、理由は本当にそれだけか?
もし、小兵のミリッサダイワメジャー産駒)が、オークス本番で軽量のまま優勝するような事態が到来しようものなら、そこには大きな秘密が隠されている。
今から探偵にでもなった気分で、今年のオークスを心待ちにしている。

お気に入り一括登録
  • ミリッサ
  • トップギア
  • ジョワドヴィーヴル
  • シンハライト
  • ミッキークイーン
  • ヴォレ
  • メイショウマンボ
  • ジェンティルドンナ
  • エリンコート
  • サンテミリオン
  • アパパネ
  • ブエナビスタ
  • トールポピー
  • ローブデコルテ
  • カワカミプリンセス
  • ディープインパクト産駒
  • ダイワメジャー産駒

いいね! ファイト!