貧困の再生産をなくすために

私は、典型的な庶民です。むしろ貧困のうちに生育し、大学に入るお金もなく、一年浪人してアルバイトで入学資金を溜めて、やっとの思いで大学に入りました。当時から、親のすねを齧って大学に入ってきた同級生に対して悔しい思いを抱いていました。生まれた家の貧富の差で人生の大半が決まってしまうのは、おかしい。ところが、いまはさらに格差が進展し、貧困の再生産が進行しています。親が貧乏だと、子どもも貧苦に苦しむ場合が多い。なんとか、貧困家庭に生まれた子どもたちの教育の機会を与えたい。子どもたちの助けになるような事業を始めたい。でも、そのためには資金がいる。そこで初期投資のお金を得るために、思い切って１口馬主を始めました。思いは通じ、ジェンティルドンナに出会って、予定していた半分のお金を貯めることができました。でも、あともう半分足りません。私に夢が叶うために、神様はあともう１頭の名馬に巡り合わせてくれるでしょうか。