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47件のひとこと日記があります。

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2011/11/13 00:22

サイゴン紀行(2)

いくら競馬ファンとはいえ、ベトナムまでわざわざ出かけて行ったのは、
フートー競馬場(サイゴン)だけが目的だったわけではなく、
メール交換していた相手の女性に何らかの関心をもったから、行ったわけです。

その人とメールのやり取りをしていく内、ベトナム文化にも当然触れるようになりましたが、
ある日、自分は、まだ、アオザイを見たことがないが、2010年度の代々木公園での
ベトナムフェスティバルに参加する予定だといったことがあります。
その際、日本にいる多くのベトナム人の学生も参加するだろうともいいました。
その時の彼女の返答が気に入ったのです。

Yes, "Ao dai" is my traditional dress like Kimono. It's simple but nice one.
You can see "Ao dai" but don't look at the student girls.

このメールを見た時、何となく、会ってもいいな、と感じたのです。
友達になれそうか気がしたのです。

また、丁度その年、東京では、「ウィンターソルジャー」、「ハーツ・アンド・マインズ」
といった、ベトナム戦争の暗部を描いた映画が上映されており、自分の中では、
ベトナムという国に対して関心が高まっていた頃でもありました。
ベトナム戦争といえば、枯れ葉剤といった印象が強いのですが、上記映画では、たとえば、
戦争中、捕虜になったベトナム兵を米軍ヘリから空中に投げ落とした等の生々しい告白がされており、
その光景を思うと、ベトナム兵に同情し、是非、一度ベトナムに行ってみたいと思ったのです。

さて、母と一緒にサイゴンに行くと決まった後、成田からの出発まではあっという間だった気がします。
一旦、行くとなると度胸も出るもので、初めての社会主義国でもなんとかなると思えたから不思議です。
それでも、滞在中に不測の事態が起こるのを避けるため、出来るだけいいホテルを手配しました。
最高級というわけにはいきませんでしたが、ルネッサンスリバーサイドホテルに滞在しました。
このホテルは、なかなかデザインが洗練されていて、特に垂直に突き抜ける吹き抜けが素晴らしく、
欧米人にも高い評価を得ていた様子でした。

もっとも、自分としては、せっかく、メール交換した相手と会うのですから、
洗練されたホテルの前で待ち合わせてやろうという、見栄もあったのです。

そんな見栄で選んだホテルでしたが、実際行ってみると、いろいろと驚かされました。
この付近はよくスリが出るという噂があるのですが、なるほど、ゴミゴミしています。
けれども、驚いたのは、近くにアウディの高級車が横付けされていたことでした。
日本でも、1000万円を超え、なかなか手に入らない車です。
ここは本当に社会主義国かと、驚かされました。

また、付近では、いろいろと近代化に向けた工事が進められていましたが、
日中、ハンモックで昼寝している工事人たちが、いかにも南国風といった感じでした。

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    彼女のメール、良いですね!
    アオザイ、私も着たいなぁと思いました。
    でも、スタイルが◎でないと着こなせない・・・。諦めました。

    ベトナムだけでなく東南アジアは、近代化が進む町と昔からの生活様式を続ける差がとても大きいですね。
    それは貧富の差と比例していて、いつも戸惑ってしまいます。

    2011/11/16 20:19 ブロック