≪宝塚記念・展望【前編】≫

去年はゴールドシップの大出遅れで
スターターの是非が物議を醸したのが
記憶に新しい初夏のグランプリ

ライアン・パーマー・マックで
メジロ記念と呼ばれた頃が懐かしい

最近ではやはりディープ産駒が
まだ勝てていないG1の一つという
一方でステゴ産駒は5勝もしてたり

でもどちらかというと
メジロライアン
ダンツシアトル
マーベラスサンデー
サイレンススズカ
メイショウドトウ
ダンツフレーム
エイシンデピュティ
ナカヤマフェスタ
アーネストリー
などに象徴される
もっと他も勝てる力はあったのに
ようやく勝てた虎の子のG1がココ
という印象が自分の中では強いレース

今年は久しぶりに好メンバーが揃いましたね♪
前半戦の締め括りなので全馬展望行きます！

アンビシャス
：2歳時は、出られたけど使い詰めだったのと距離適性を考慮してダービーを回避し将来を見据えていた陣営。秋の府中戦も古馬勢にもう一歩及ばなかったがそれほど差のない競馬をしていた。明けて4歳春の前2走はドゥラメンテ,キタサンブラックと互角以上の走りで着実な成長を見せている。安田記念は出来最悪だったリアルスティールも合わせて3強と呼ばれていたクラシック組に完全に割って入る“4強”的な力を付けつつあるのではないか。アドマイヤでおなじみ近藤利一氏夫人でもある馬主の近藤英子さんはあのカンパニーが有名。晩成型のディープ産駒ならばG1ホース相手にいずれ逆転する時が来てもおかしくない、それが今回か秋になるのかがポイント。ダービー出否判断時のように距離適性が不安視されるかも知れないが、エルコンドルパサー＞Rainbow Questと続く母系なら血統的には全然問題ない。大阪杯の走りからも1ハロン延長なら充分守備範囲。

カレンミロティック
：去年はリピーターの期待を込めて重めの印を打っていたが惨敗でがっかり(ゴールドシップに話題が集中してしまったせいで見落としがちだが、この馬もスタートで後手を踏んでいた。)以後見限ってしまっていたところ今年の春天で激走という(^^;府中でのG1戦二桁着順も1秒は負けていないし、すんなり先行出来た時の底力は侮れない。3列目には押さえておくべきか。

キタサンブラック
：現代競馬で逃げの手を打つのは中々難しいものがある。大阪杯は、ウオッカの毎日王冠を見るようであったが、それでも春天では驚異の差し返しで戴冠。自分で競馬をつくりながら結果も残す燻し銀。サブちゃん効果で人気投票1位にも押し出されたが、4歳4強の力はほぼ互角。菊→春天を連勝した馬は[3,1,0,0]という凄いデータもあり、人気でもここは堅軸。

サトノクラウン
：無敗で弥生賞を勝ち皐月賞でも1番人気になっていたが、長所も短所も少なく掴み所のない実力馬。G1戦でアレアレ？という状況なのは、里見さんの馬主運が為せる業か(笑)1800〜2400で使われてるが、こんな馬こそマイル戦とかが案外向いている気も。ポテンシャルはありそうだが、ココでは買いたくない穴馬。

サトノノブレス
：連対実績ありもG1ではいつも今イチないわゆる“旧型ディープ牡馬”何かが足りない。何が足りないといえばやっぱり馬主運か(笑)前走のタイムは優秀だが、掲示板全馬が1分57秒台、殿でも1.58.6というレースレベル自体に注意。旧型なので3列目には。

シュヴァルグラン
：強い4歳世代を4強で括ってしまって本当にいいのか!?と思わせるのが第5の存在とも言えるこの馬。クラシック路線には乗り損ねたが、3〜4歳にかけて充実著しい。何より血統的に2014年3着馬の弟(馬主も同じ大魔神佐々木氏)という。これも3列目から外せない。

ステファノス
：去年の秋天では3連単10万馬券でお世話になった馬。まぁ、これも旧型ディープ牡馬で鞍上的にも押さえ必須。戦績欄を眺めてみると、連続連対が未勝利時のみというのがポイントか。買うなら3着固定で。

タッチングスピーチ
：ミッキークイーンを完封したローズＳの印象が鮮烈でG1でも互角の戦いをしたことから人気も頷けるが、タフな牡馬相手の混合戦では壁にブチ当たってる印象。それでも宝塚で実績のあるディープ牝馬に引続きルメールなら2着までは想定しておくべきか。

トーホウジャッカル
：ゴールドアクター,サウンズオブアースの活躍で脚光を浴びた2011年生まれ世代。この馬もクラシックホースらしく、それほど差のない競馬はしているのだが、それほどの差が絶対的な差なのかも知れない。穴党なら追いかけ続けてもいい…穴党なら。