ジャパンカップ見聞録

あの日から２日経ちましたが、いまだにあの日から抜け出せません。

運よく、東京競馬場に行くことができ、しかも、
なぜか、口取りの権利まで当たってしまった。

当日、スーツを着て競馬場へ。
とにかく寒い。寒すぎる。でもドキドキが止まらない。
初めての口取りですので、まずは集合場所を確認。
着いたのはお昼過ぎでしたが、すでにとんでもない人。
とりあえず、ジャパンカップの馬券を買い、腹ごしらえし、
普段はいかない、３Fや４Fを散策。どうしてもパドックは見たいので、
どこで見るかを検討し、４Fのテラスから見ることに。
正直、レースの予想などできないぐらいの緊張で、
ほとんど寒いテラスでその時を待っていました。

まずは馬体重が発表たされたとき、
中三週で来たのに、馬体重が増えていたのには驚きました。
続けてレースを使われて、体重が増えていたのは初めてのような気がします。
調教をしっかりやった上での増加だったので、かなり体質が強くなっているのかな、
と思いました。

もちろんリバティアイランドもよく見えましたし、
負けるかもしれないという恐怖はありました。

レースは見に行きたかったものの、集合場所に遅れてはいけないので、
仕方なく、モニターで観戦。
とんでもない緊張感。
周りには、私の様にスーツの方がたくさん。
他の一口馬主の方もいるのだろうと思いながら、
その時を待ちます。

レースが始まってからは、何がなんだかよくわからないけど、
最後はイクイノックスの名前を叫んだような、いけー！といったのか、
自分でもよく覚えていません。近くで見ていた人が、私と同じ、
イクイノックスの一口馬主で、私より絶叫していた記憶しかありません。
ただ抜け出した時は、「こんなに強いのか」とポツリと思いました。

その後はパスを渡され、２列に並び、ウィナーズサークルへと向かいます。
途中、引き揚げてくるイクイノックスとルメール騎手が目の前を通りすぎ、
皆で拍手。はじめて馬場に入り、撮影を待つのですが、
なんで自分がここにいるのか、不思議でなりませんでした。

とりあえず、夢心地の中、すべてが過ぎ去っていきました。
イクイノックスは感謝しかありません。
引退したとしてもなんの文句もありません。