レイデオロは中山向きか？東京向きか？（３）

■それでも東京コースでもそう簡単には負けない強さ
　こうなるとGIでは多くはないとはいえ、天皇賞・秋の様なスローペースの上り勝負になれば普通なら危険信号です。
　ただ、そういう展開であっても、そう簡単には負ける馬ではない事はダービーで証明されました。
　つまり、スローになったとしても、内に包まれてさえいなければ途中で動くという選択肢が取れるのです。これは反則と言っても良いですよね。(笑)
　普通はスローだからと言って、道中で上がって行けば最後に脚をなくしそうなものです。
　が！持久力に優れ、レースでの折り合いがつくレイデオロは脚を無くしません。
　なので、ペース判断に優れるだけでなく、レースでの決断力・実行力があるルメールが鞍上である限り、そう簡単には負けないでしょう。

　アーモンドアイの実力は現時点では測りかねるレベルですので、レイデオロとの力関係は何とも言えませんが、アーモンドアイ以外の馬が相手ならレイデオロが負けるとすれば東京コースで内枠を引いて出負けしてスロー。外に出せない状況になって、かつキレッキレの牝馬もしくは強いディープ産駒が出走していた時が一番可能性が高いと思っています。
　まぁ、でも死角が本当に少なく、本当、強い馬です。

　私は来年（2019年）、普通に国内レースに専念してくれれば、年度代表馬になれると思っています。
　現時点では相手はアーモンドアイのみでしょう。