ホープフルＳ、予想！

12/23昼時点での感覚値としての予想はこんな感じかな。

◎レイデオロ
○グローブシアター
△サングレーザー

レイデオロとグローブシアターのマッチレースというのが私の見立て。
ただ、グローブシアターは何せ２戦目。どこまで変わってくるかは未知数なので、逆に言えば力を発揮せずに馬券圏外という事もあると思う。

その一方でお互いに実力を発揮し合ったとした場合、唯一負けるスケール感を感じるのもグローブシアター。
母父にスペシャルウィークが入ったこの血統は朝日杯で３人気になったクリアザトラックとはまるで逆で「大舞台になればなるほど強い」。
この血統は本物だった場合はとにかく圧倒的な強さがある。
新馬戦の内容はそれを裏付けるもので、京都1800というおそらく底力があるグローブシアターにとっては苦手な舞台。
それをあの内容で勝ち上がってきたのは相当強い。
中山2000に変わって一気に上昇してくると思われる。

唯一懸念があるとすればその新馬戦で破った相手がその後勝ち上がっていないという事で、これは確かに不満がある。ただ、得意な舞台で使った訳でもないし、馬体も仕上げていた訳でもない。結局、「勝ち馬は相手を選べない」訳だ。また何よりも絶対的な評価基準であるnetkeiba指数が高い。（これが60台とかだと「危険な人気馬」だと思うのだが。）
もちろん、その高い指数でも、今回はそのままではまるで足らないので、最低でも15以上は上げてこないと勝ち負けにならない。そこまでの伸び代があるかは「やってみないと分からない」という事になる。
ただ、新馬戦のレイデオロの内容は決して悪くはなかったが、それと比較するとグローブシアターの新馬戦は相当強い印象があるので、これがまともに成長していたら・・・。まず勝ち負けになるだろう。

３番手は素直にサングレーザーだが、こちらはまず安定勢力と見ている。ディープ産駒で朝日杯を勝った同じディープ産駒のサトノアレスに未勝利戦で完勝した馬で、ホープフルＳ組とサトノアレスとの力関係が多少なりとも見えてくる物差しになるだろう。
ただ、デイリー杯の内容を見る限りはグローブシアターの様な上昇力は感じないので、正直我がレイデオロの敵とは思っていない。
今回、この馬とどれくらいの力差があるのかをサトノアレスと比較する上で見たいというのが正直なところ。馬券はレイデオロよりこの馬が上にくる形は買う気はない。

当初、岡田総帥が推すコスモスが逆転の一発があるとすれば怖いかなと思っていたが、岡田総帥自身が「もっと離して勝つと思った」と指摘している通り、やはりこれまでの勝利内容では全く物足らない。NETKEIBA指数でも50台という極めて低レベルの指数しか出ていない。
岡田総帥の馬を見る目の確かさと、何よりもそれを自分のものだけにせず、日本の馬産界のためにそれを周囲にも伝えようとする姿勢は尊敬してやまないところだが、フリオーソ産駒のこの馬が、とんでもない上昇力を発揮して前述の２頭を負かせるとはとても思えない。
せめてこの舞台に挑む前にもう少しレベルの高いレースを使ってきていれば・・・とは思う。

私はレイデオロは既にクラシックの有力候補だと思っているし、グローブシアターが今回のレース内容次第では同じく有力候補になると思っているが、まぁ勝つのはこの２頭のどちらか以外には考えられない。

レイデオロはとにかく自分との闘い。3着以下に敗れるとすれば、それは自分との闘いに負けたという事だろう。ただ、この馬はいざレースになると折り合う頭の良い馬だと思うので、大丈夫じゃないかと思っている。
前走はパドックで入れ込み、返し馬で行きすぎてしまった上、スタートで上に跳んで位置取りが悪くなるなど、積み重ねると致命的とも思える不利があった訳だが、普通に出てくれればこの絶好枠。ルメールが中山で無謀な後方待機策を採るとは思えず、普通に最内の2列目位の絶好位を取ってくるハズ。（悪くても3列目）
そこにいてくれれば3角過ぎでは逃げ馬の外に付けて満を持して直線で抜け出してくる。
いわゆる「出し抜け」に近いレースになるだろう。しかも無駄な力を使わなかったら、どれだけ強力な末脚を発揮するかは自分でも想像できない。
これを差そうと思ったら、グローブシアターの様にGI級のスケールの血統背景を持ち、上昇力を感じる馬しかできないハズだ。

まぁこれで、もしレイデオロが負けたら、クラシック級という自分の評価が間違っていた訳ではなく、もう一頭クラシック級の新星が登場したというだけの事だろう。


・・・いずれにしても出資馬が「よくぞここまで！」という、親の様な気持ち。(笑)
本当、ホープフルＳが楽しみでならない。