福山最後の1ヶ月「それぞれのラストラン」

先週、全国放送された「それぞれのラストラン」。
VTRをようやく観ました(^^;

イワミノキズナ（平さん）、アグリノキセキ（中野さん）の二人の厩務員にスポットを当てたもの。

イワミノキズナは体調が万全では無い中、最後の福山ダービーで果敢にカイロスに挑みます。
レースは最後までデッドヒート、ダービーに相応しい名レースだと記憶していたけれど、こんな舞台裏があったとは知らなかった！
愛馬の最後のレース、どんな気持ちで見守っていたのだろう。。。
また、イワミノキズナの馬主さんがすごく良い人でした。
平さんの行く先を心配してくれて、「この馬と一緒に園田にいってくれや〜」と声を掛けていたのが印象的でした。

アグリノキセキは、脚の故障がなかなか良くならない中、新人厩務員の中野さんが必死になって世話をしていた。
中野さんは、厩務員になって1年目だったのに、いきなり廃止という現実を突きつけられ、今後のことが決められない。。。
そんな中で、アグリはファイナルグランプリで3位入選！
この頑張りで、中野さんは、JRAの厩務員を目指すことを決意します！！
・・・もうね、泣かせてくれますよ。

この二人は、高本厩舎の所属だけれど、高本先生ご自身は、自分が来年引き取る予定だった新馬をデビューさせるために、園田で厩務員として再スタートすることを決意します。
調教師としてトップだった方が下した苦渋の決断、男らしいけれど、本当に大変な道。。。
先生が最後まで手がけたカイロスは、今日の優駿スプリントトライアルで2着。
本番でも最有力の1頭☆
先生の想いも乗せて、頑張って欲しい！

平らさんも、中野さんも、馬と接しているときの表情が、本当に嬉しそう。
そのことが、尚更切ない気持ちを大きくさせてくれました。。。
イワミノキズナとのお別れの日、いつもは従順な彼が、この日だけは馬房から出るのを嫌がります・・・やっぱり分かるんですね。。。。

競馬場の廃止、このような悲しいことが他では起こらないことを、心の底から願っています。