119件のひとこと日記があります。
2013/03/24 13:40
福山競馬と共に。。。
みなさん、ローゼンホーマという競走馬をご存知でしょうか?
・・・といっても、私も生でレースを観たことはないのですが。
今日で廃止になる福山競馬の伝説的存在。
生涯成績は41戦34勝!
デビューからの40戦連続連帯はあのトウケイニセイに抜かれるまで日本記録!!
昭和60年の800m戦で、最近の競走馬でも滅多に出せない48秒6というタイムで衝撃のデビュー。
その後、園田の楠木賞、大井の全日本アラブ大賞典を制して、日本一の座に。
小さな小さな福山競馬が生み出した、日本最強のアラブ。
↓公式ブログの記事です。
http://blog.fukuyama-keiba.jp/archive/entry_95.html
そして、今年、福山の競走馬として、恐らく最も話題になったモナクカバキチ。
13歳で、55勝という日本競馬の最多勝記録を更新。
215戦の戦跡を振り返ると、アラブ最晩年の歴史を全て刻み込んだかのよう。
↓こちらも公式ブログ
http://blog.fukuyama-keiba.jp/archive/entry_114.html
アラブといわれても、最近競馬を始められた方には「?」かも知れません。
福山競馬は2004年まで、サラブレッドではなく、アングロアラブ単独でレースを開催していた、最後の「アラブの王国」でした。
ダビ○タで競馬を始めた自分にとっては、近くにある競馬場で走っているのがサラブレッドで無かったのは、面白くないと感じていた時期もありました。
けれど、ユキノホマレ、スイグン、ラピッドリーラン、バクシンオー、フジノコウザンといった馬達の雄姿を目の辺りにして、その迫力の虜になりました。
でも、残念なことに、彼らの活躍が、アラブの最後の輝きになってしまいました。
2013年3月23日、廃止前日の福山競馬第5レース。
このレースに出走したレッツゴーカップが、日本の競馬場における、アングロアラブ最後の出走でした。
↓読売新聞の記事です。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130323-OYT8T01231.htm?from=popin
福山競馬の終わりより一足先に、アラブ系競走の歴史が幕を閉じました。
アラブの血を引く、クーヨシンやゴーディーといった仔たちは、まだまだ頑張ってくれています。
自分にできるのは、彼女たちを応援することで、日本の競馬を支えてきたアラブのことを忘れないことぐらいかと思います。。。
写真は、今年の正月に撮影したレッツゴーカップ。
大人しくてかわいらしい、アラブらしい馬でした。