55件のひとこと日記があります。
2014/06/28 00:37
黒潮盃
日本の夏はどこもジメジメして嫌いだ。特に真夏の夜なんかは冷房の効いた部屋で発泡酒でも供に横着してるのが一番いい。
あのクソ暑い日の真夏のナイターもやっぱりジメジメして不快だったけど、兵庫から強い馬が来るというので、仕事の都合をつけて大井まで遊びに行った。
パドックではすました顔してウンコをボタボタやってる。体は華奢で危ういが度胸がある馬だ。それに綺麗な馬だ。でも勝てるかと言えばどうかなとも思った。
久々のナイターで酔っ払っていたのもあるけど、勝ちっぷりは見事だったしスター性があると思った。すっかり惚れ込んでしまった。あの馬が勝ったり負けたりすることが、自分にとって大きい意味を持つようになった。地方競馬の最後の希望みたいに自己陶酔的な投影があったんだろう。感傷的になってしまうんだな。華奢な体だったからかな。佐賀記念なんてガリガリの竹馬みたいだった。よくダートであれだけ頑張ったと思うよ。オールスターカップなんてまさか勝てるとは思わなかった。
なんか妙に入れ込んじゃう馬って必ず自分の過去と因縁があるものだから、それが死ぬってのは特別で、なんだか言い表せない気持ちになるね。こんなに早く思い出になっちゃうなんて、悲しいとも違うしね。
とにかくありがとう。さようなら