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2015/01/17 02:17
ニューイヤーS出走のアーデントに対する出資者見解
こんにちは。
競馬ブロガーの桜木悟史です。
本日の中山競馬メインレースのニューイヤーSに愛馬アーデントが出走します。この馬に関する出資者としての見解を簡単に述べていきたいと思います。
まず、この馬を語る上で重要なのが騎手との相性です。
武豊騎手にも「ちょっと変な馬」と言われてしまうほど癖のある馬ですが、特徴としては手綱を長く持つような騎手との相性がいいです。例を挙げると、この馬で2戦2勝の武豊や、乗ったことはないですがスミヨン騎手のような騎手と手が合います。
つまり、この馬が行きたい時にガチっと手綱を押さえてしまうと馬がヤル気をなくしてしまい、かといって、押して出していこうとしても、馬がヤル気にならない限りは前へ進まないという気まぐれな馬です(笑)
では、今回騎乗する戸崎騎手はどうかというと、割と手綱を締めて乗るタイプなので、相性はおそらく悪いです。それにプラスして、先週、戸崎騎手は、中山マイルで外枠からの発走で、スタート後は控えて、最後は外を回すという競馬をしていましたが(結果的に勝ちましたが)、経済コースを通って勝ってきたアーデントにこの競馬は向きません。これらのことを考えても、今回は凡走しても驚きに値しないと考えています。
次に展開面についてです。これについてですが、かなり先行馬が揃いました。
ペースがどこまで速くなるかは不明ですが、おそらくルナがハナを主張するでしょう。ルナのいる杉浦厩舎は、今回レオアクティブとの2頭出しです。ルナ自身もハナに行かないと結果が出ないタイプですし、レオアクティブは高速決着歓迎の追い込み馬ですから、最悪、ルナが玉砕してもレオアクティブがいると考えるならば、ルナの暴走気味の大逃げは頭に入れておきたいところです。
他にも、ペイシャフェリス・ミナレットという先手を取りたい馬がいますし、行けるかは疑問ですが、フェスティヴタローも極力、前に行きたいタイプです。アーデントは前走のようにじわっとしたスタートになるでしょうから、3角に入るまでにこれらの前4頭との差をどれだけ詰めていられるか、という点が焦点になります。
タイム的な分析をすると、前記4頭がこの時期の中山で出せる想定上がりは早くても35.5ぐらいでしょう。それに対して、アーデントは昨春の春興Sで35.6というタイムを出しており、この時は良発表とはいえ、だいぶ馬場が緩かったので、それよりも少し速い35.0〜35.2ぐらいでまとめられる能力はあります。これらを考えると、先頭から離れて2馬身差ぐらいの圏内で競馬をできれば勝機はあります。ただ実際のところ、先頭から2馬身差で5番手という状況はほとんど考えられないので、難しい競馬になるだろうというのが私の見解です。