ゴットフリート　京成杯ＡＨ　レース後レビュー

まずは騎手、馬ともによく頑張りました。

課題も多少ありましたが、落鉄などがあったことを考えれば、最大級のパフォーマンスを見せてくれたと思います。

おそらく田辺Ｊがスポーツ紙に対して口にした「スムーズにいったように見えて、そうじゃなかった所」というのも、おそらくは前半、かかり気味に行き過ぎた部分についてだと思うが、責められるものではない。
むしろ、この馬の最大のネックである出遅れ癖を完璧にフォローしたのだから、その功績のほうを多大に評価するべきでしょう。

ちなみに、私の見立てでは、今回は出遅れなかったが、出遅れ癖は春からはだいぶ改善はされているものの、治ってはいないと思われる。その点で次走以降もスタートには気をつけてほしい。（そういう意味でも田辺Ｊが乗り続けるべきだと考えます）

さて、今回のレースで振り返る点はいろいろあるが、気になったのは直線に入ったところで、スピードが落ちた点だろう。この理由を推察するなら、大きく分けて２つある。

１）休み明け＋ハイペースでスタミナが切れかけた
２）外から勝ち馬に並ばれて、ひるんでしまった

現時点ではどちらの可能性も否定できない。
仮に２のほうだとすれば、今後も苦しい競馬が強いられる。

ただ、今回のレースでの最大の収穫は「最後までレースをやめなかった」点だろう。１・２着馬に抜かれても、最後、差し返しにいったアレは、２戦目のきんもくせい特別で見せた、この馬最大の武器である【勝負根性】である。
能力的に足りないとしても、これがあれば、ゴットフリートは今後も活躍できると信じている。