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2013/06/15 19:18
今日の思い出の馬は…アグネスデジタル
今日の思い出の馬は…アグネスデジタル
管理していた白井調教師といえばスペシャルウィークやダンスパートナーの調教師ですよね。
スペシャルウィークのライバルはグラスワンダー、ダンスパートナーを破ったのはエリモシックで、騎手は的場さん。
ライバルの馬の主戦騎手がアグネスデジタルの主戦騎手(的場騎手引退まで)って、当時はなんか不思議でした。
でも白井先生がマイルCSを勝った際に「引退する的場騎手と一緒にいい馬を探しに行こうなと話してるんだ」と仰っていて、あぁお二人にはすばらしい信頼関係があるんだなぁと感じてました。
ところでアグネスデジタル。なかなか個性的で。。最近は珍しい芝砂兼用のお馬さんでした。
前年の全日本2歳優駿(的場騎手がレース中も笑顔で走っているのを隣で武豊騎手が見て、負けを確信したそうですよ)を制した明け3歳春は、番組がないから芝で…という印象でした。
ユニコーンSを制し、秋も武蔵野Sを二着した後、マイルCSへ向かいます。
芝での実績に乏しいデジタルは当然の下位人気。。
レースもほぼ最後方をトコトコ追走…しかし、彼は直線で覚醒します。
画面の見えないところから跳んできて、最後は手綱を抑える余裕すら見せての差しきり勝ち。まさに「他馬が止まって」見えました。
的場騎手最後のG1制覇が京都競馬場というのも何かの因縁でしょうか。。ただ翌年のフェブラリーステークスの回避がちょっと残念でしたね。
クロフネが出られない原因となった18番目の空気を読まない出走と揶揄された天皇賞で怒りの差しきり勝ち。香港では四位騎手の名言「ぐっどふぃーりんぐ」を引き出す快走。フェブラリーステークスで前年の忘れ物(回避の分)をちゃんと回収する勝利など、記憶に残る走りをたくさん見せてくれました。
四位騎手曰わく、やる気になったら手がつけられないんだそうです。
確かに負けるときはさっぱりでしたね。。
デジタルに似た個性的な子どもの登場を今後も期待したいです。