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2014/05/08 13:42

歩様と対応とその結果

先の天皇賞春で有力どころの故障が相次いで報じられている。原因に関してはここで言及しないが,レース直後の歩様と最終的な診断結果に関して記したい。

多くの方も目にしているがゴールドシップに関しては,入線直後に騎手が下馬をした。その歩様から「左とも」を不安視されるコメントがいくつかあった。結果は左前脚から肩付近の筋肉痛?程度とのことであった。
かつて競走中に「違和感を覚えて」競走を中止した騎手が何人かいた(岡部元騎手や田中勝春騎手の若かりし頃。ここ10年位あまり見ないのは私が見るレース数が減っているからだろうか)。しかも特段故障が認められなくても,彼らに制裁が与えられた事はなかったと思う。これは一つ間違えば「八百長疑惑」を生みかねない行為である。しかし一方では競走馬の「命を救う"かもしれない"」ファインプレーでもある。

一方,キズナは下馬することなく火曜日の朝に腫れが見られたため,レントゲン撮影を行ったところ骨折が判明した。鞍上は説明不要の名騎手であり,佐々木調教師もG1馬を複数頭育てた一流調教師である。当然,騎乗中の感覚や歩様に関しての注意力はホースマンの中でもトップクラスのはずであろう。
ただし故障発覚が月曜でなく火曜,という事そのものは別に珍しい事ではない。

これらから思ったことは,もしウイリアムズ騎手が競走中に「違和感を覚え」ても止められたであろうか?もし武豊騎手が「違和感を覚え」なくさらに重い骨折であったらキズナの命はどうであったろうか?

調教師の著した書物にはよく「朝一番の仕事は馬の足元を確認する事」と記載されている。今回の天皇賞春のレース後は,まさにその言葉を思い返させられる事が重なった。大変な事だが厩舎関係者には細心の注意を,更に騎手には時に大胆な決断をお願いしたい。そしてそれを受け止めるファンも冷静な判断で,批評・批判すべきだろう。

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  • めがねパパさん

    馬券を買う側からすれば、中止や落馬までは絶対予想できないけど、馬を扱う側からすれば、馬、騎手の命が最優先やもんね。

    それを批判、批評するのはどうかと思うよね。

    2014/05/10 18:00 ブロック

  • 広瀬北斗さん

    お褒め頂き恐縮致します(笑)。
    横山典騎手は私も一昨年の東京新聞杯のスマイルジャックにはやられました。何しろ管理調教師の小桧山調教師が「私から言う事は無い。騎手に聞いてくれ」と言われた位ですから。
    まぁ,感じるものがあったのでしょう。

    2014/05/08 18:46 ブロック

  • 耳かきのコツさん

    素晴らしい文章ですね^o^

    極論かつ私論であると断っておきますが、現在特によくヤラズと言われる2人、横山典騎手、四位騎手の騎乗には、馬券がパアになってもむしろ清々しい気持ちになる、それくらいの心持ちで私は馬券を買っています。

    2014/05/08 14:17 ブロック

  • 広瀬北斗さん

    耳かきのコツさん
    さっそく長文を読んで頂きましてありがとうございました。

    2014/05/08 13:58 ブロック

  • 耳かきのコツさんがいいね!と言っています。

    2014/05/08 13:52 ブロック