果たして高齢馬となりながらも現役を引退出

果たして高齢馬となりながらも現役を引退出来ない事は不幸なのだろうか。かつてランニングフリーという競走馬がいたが，当時としては高齢馬の8歳となったAJCC3着で引退した。管理していた本郷調教師は「競走馬の幸せは走る事」の一念であったという。勿論言外には「その馬の能力に応じた成績で」という文言も含まれているのであろう。
翻って今回のトウカイトリックの競走歴はどうだろうか。私は前記を踏襲する履歴であり調教師の技術や馬主の決断等を賞賛したい。しかし競馬の神はそれに報いる事をしなかった。唯一かつ重大な欠落事項が余りにも過酷すぎだ。