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2014/02/16 13:45

スポーツはルールによって親和性が変化する

スポーツはルールによって親和性が変化する。
ラージヒル葛西選手は僅差で二位となったが,優勝選手と飛距離の合計を比較すれば勝っていた。よって飛型点での差による結果と言えるが,その差は素人目には判別することは難しく,逆に言えば専門家である審査員に判断を委ねる事に対する抵抗感は低い。
一方で,過日モーグル上村選手はタイムを上回るばかりか,素人目では明らかにミスを犯した三位選手の下に位置付けられた。解説者のコメントでは,三位選手の走法が時流であったため,その様な順位となったのであろうとの事であった。つまりモーグル競技を観戦するには素人目では不可能とも言えよう。
勿論,局面によりジャンプでも素人では理解し難い場面に遭遇し得るだろう。しかし遭遇する確率が高ければ高いほど,また重要な場面であればあるほど,新たなファンを得る親和性は低いと言えよう。
種目は失念したが本五輪に出場している選手で,自分が行っている競技が日本国内ではマイナーであることを憂えて,好成績となる事により国内メジャー化の一助になりたい旨を発言をされていた。非常に見上げた心意気であるが,ルールが初心者を排斥するようなものでは彼の努力は虚しいものになろう。
翻り,本HPを閲覧されている人たちの愛する競馬はどうであろうか。昨年,国際基準整合化の名の下で実施された降着制度は,前記のモーグル競技における採点方法等霞んでしまうような「いい加減さ」に満ち溢れた不明瞭なものである。昨年のAJCCにおける裁決結果から「思考を放棄した規則」と私は理解したが,年の瀬の初めて適用された降着処分を見るにあたり,「思考を放棄した」のではなく「裁決の気まぐれ」で運用される規則とみなさるざるを得なくなった。果たしてその様な場面に遭遇した初心者が,再び競馬に興味を持つだろうか。
別に国際基準の整合化というのは競馬の世界にとどまることではなく,JISのISO翻訳化と同じ事であろう。しかしJISには注意書き等が附されている。大体が他国の採決が昨年のAJCCや初の降着処分としたレースをどのような判断をするか疑問である。
昨年は中央・公営問わずに増収増益となったようである。しかし根本たるルールが前記のような不明瞭さを伴っていたら,初心者が呆れて踵を返してしまうことは想像に難くない。
課税方法合わせて降着制度は暗雲としか私には見えない。

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  • めがねパパさん

    密室ではなく、ガラス張りの開かれたところで、誰が見ても分かりやすいルールでないと素人はどうしようも無いですよね。

    従うしか無いのが、現状やね。

    2014/02/16 18:15 ブロック