4450件のひとこと日記があります。
2023/05/06 08:09
集団騎乗停止に関して
本当は天皇賞春の雑感をあげようと思ってましたが、グズグズしているうちに本件が発生したのでこちらから。
まずは事象そのものよりも、それに対する相変わらずな愚論に対して。
「処分が甘い」、「辞めさせろ」と言うのが相当数上がっているが、論拠は皆無。今回の処分は日本中央競馬会競馬施行規程第147条第19号により下されたもの。そこには「調教もしくは騎乗を停止し、戒告し、又は100万円以下の過怠金」とだけあり、騎手免許剥奪とは一切ない。それを受けてか今度はJRAそのものに矛先を向けるが、その論拠も多くは他の公営競技との比較である。果たしてそれらがどの様な法体系下にあるのかは知らないが、それらと一線を画するのは競馬が「世界的な競技」と言う事である。ましてや日本はパート1に所属する国である。だからこそあの謎めいた「降着制度」さえも採用されたのである。もし他の公営競技に足並みを揃えると言うのであれば、かつての鎖国競馬を選択せざるを得なくなろう。
次に今村・角田両騎手の通話に対する更なる制裁であるがこれは一部首肯なコメントもあるものの、多くは「色恋沙汰」への結び付けである。唾棄すべき戯言でしかない。
本論であるが本件の発生原因を単なる個人的資質として片付けるのは、余りにもお粗末過ぎる。むしろZ世代等と言う世代論は単純に「個人論」から「世代論」への置換とも見えるが、6人もの相当数の人間が犯しているのであれば教育方法のあり方が問われるのでなかろうか。JRAからもその辺を意識している発言がなされているし、また「申請された録画映像の閲覧は可能」や「調整ルームと騎手控室との差」と言う少なくとも個人的には初耳な事を知ると、ここに誤認の原因が潜んでいた様にも思える。男性騎手が唯一人であったのは、やはり先輩騎手の目があったからであろう。勿論、藤田騎手に監視役まで期待するのは酷であろうが、開催執務委員はどの様にして女性騎手のスマートフォン使用の情報を入手したのであろうか?
五週に渡る騎乗停止。過去を変える事は不可能である。騎乗停止期間中が彼らの将来を決めるかもしれないが、大崎元騎手の様に引退後は競馬会関連の仕事を行えなくなった先輩がいる事を忘れてはならない。
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広瀬北斗さん
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どの様な法にも「解釈」はつきまといますから。そしてそれを理解する方の努力は当然の事ながら教える方も理解されやすくする努力は必要ですね。
いやー、まさしくネット社会ですね。ただそんな戯言ばかりが氾濫して正論が埋没してしまうのが勿体ないです… -
あかささん
正論ですな。
規則の穴が原因だと思われるので
(特に「調整ルームと騎手控室との差」は難しい所でもある)
JRAもこの罰則を持って今後の規制を考えていくべきだろうと思います。
あと、引退云々の話は「溺れかけた犬がいれば鉄パイプで殴ってでも溺れさせる」のが今のネット社会の闇でもあるから、あまり気にしてはいけないですね。 -
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