前走の結果で、クラシック候補だった、アヌ

前走の結果で、クラシック候補だったアヌラちゃんに赤ランプ点灯中ですが、この子は、真面目過ぎるんですよね。
後は、牝馬なので、序列を気にしているのかもしれません。
一番で居たいがために力が入り過ぎて、筋肉が伸びないタイプ。
日本人に似た子だと思います。

スポーツマンでも、大きなレースになると力みが入って、いつもの走りが出来なくなる人多いじゃないですか。
馬もそうなんだと思います。
人間の場合は、メンタルの訓練だとか、人からのアドバイスや音楽等でリラックスさせることも出来ますが、馬の場合は、言葉が通じないので、そこが難しいですよね。

そうなると、場数を踏んで慣らして行くか、もしくは長い距離を走らせるか泳がせるかして、力を抜くことを覚えさせるのがいいと思うんですよね。

人間だって、緊張するからって、距離を短くすれば対応できるかって言うと、そういうものではないでしょ。
距離が短くても、緊張するのは変わりないので、今アヌラに必要なのは、距離を短くすることではなく、如何に力を抜いて走ることで、最後は力を出せるんだってことをわからせてあげる事だと思います。

これは人もそうですが、性格が大きなカギではあると思います。
真面目過ぎる子には、「いい加減」と言う状態を教えることが大切だと思います。
ただ、言葉が通じない為、それをどうやって言教えていくかが、難しいかもしれませんが、本当に馬のことを1頭1頭考えているのであれば、やり方は沢山あると思いますよ。
そこをやるかやらないかが、厩舎の力量だと思いますが…。

安易に距離を縮めようと考えるのは、どうかと思いますけどね。
もっと、馬を人と同じだと考えれば、一番いい方法が見つかると思います。

それと、牝馬の序列争いは、人が思う以上に厳しいと言う事。
馬の序列よりも人と一緒に居ることで、安心出来るようにしてあげて欲しいです。
それだけに三浦騎手が帰ってきてくれれば、アヌラも随分安心出来るんじゃないでしょうか。
馬の気持ちになるのであれば、この人は頑張れば、叩かないって言う信頼も必要かもですね。

今はのんびり走ってもいいけど、ムチを見せられたら、そこからは頑張って走るんだってことを教えてあげれば、アヌラはさらに上を目指せるはずだと思います。