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2018/04/25 00:13
ガンコの配合をどう考えたらよいか
●前面のクロス
五代血統表を単に読むとHalo4×4にDanzig5×4で内回りの機動力とFair Trial牡馬的な粘りで中山的な馬と思われる。これがベース。
●ニアリークロスと父母相似配合
もう少し眺めるとデインヒル≒Polish Precedent4×3の見事なニアリークロスがわかる。それどころか父ナカヤマフェスタ≒母シングアップロックの父母相似配合ともとれる。こういう父母相似配合は双方良く走った父母であることが定石なのだが、この母シングアップロックは走ったとは言えずそういう説明が似つかわしいか悩むところ。
●緩和→緊張→緩和
曾祖母Anna Matrushkaが5代アウトで、祖母アンティーケリーもNearco5×5しかないところ、母シングアップロックがMill Reef5×3、Northern Dancer4×4で緩和→緊張。父ナカヤマフェスタがHail to Reason4×5とNorthern Dancer5×5でまた緩和とリズムが良い。緩和→緊張→緩和。この捉え方はしっくりする。
●デインヒル≒Polish Precedentへのまとまり感
私はまとまり感のある配合って好き。経験的に良く走るから。
デインヒル≒Polish Precedentのクロスの構成要素はDanzig(ハイインロー)Northern Dancer(Almahmoud)、Flower Bowl(ハイインロー)、Buckpasser (ラトロ)。これらの構成要素が他の血脈と脈絡していてまとまり感が凄い。
4×4のHaloはAlmahmoudの孫だし、シングスピールの祖母Ballade はハイインローだし、そのBallade、Sadler's Wells、Mill Reefにもラトロが入る。他にも色々脈絡がある。
ということでまとまりました。
緩和→緊張→緩和のリズムとデインヒル≒Polish Precedentへのまとまり感がガンコを走らせている。
●ついでに適性も考える
Haloクロス、Danzigクロスはもちろん内回り向き。Ribot系のクロス、ラトロクロスからの立ち肩による前肢の延びの無い走りは4角からの早い加速にこそ意味がある。やはり内回り。
豊富なハイインローによる粘りも期待出来る。ゆえに先行してこそ強みを発揮する。あまり日本向きではないが肉を切らせて骨を断つような走りは向く。洋芝、道悪は鬼。欧州2400路線はハマる。
●春天は
道悪か3角からの早仕掛け、あるいは単騎逃げなら。スローはNG。