マヤノトップガンという馬を考えてみた。

今日は休みだ、朝から暇だ、ィヤッフゥー！
というわでマイフェイバリットホース・マヤノトップガンについて書いちゃおう。

マヤノトップガン。
菊花賞、有馬記念、宝塚記念、天皇賞・春。
ビッグタイトルを４つも制しながら
最強論争などには決して顔を出さない馬。

大体
「いや、ナリタブライアンが怪我してなかったら一蹴されてるから」とか
「いや、牝馬に負ける馬だし」とか
「地方馬にも負けてるし」とか言われる。

最強馬たるやどんな条件でも走って当然。
そういう意味ではトップガンは共に競い合った
ナリタブライアンや、サクラローレルに劣るのかもしれない。
いや、劣る（笑）

じゃあそんな弱い馬がどうして逃げ、先行、追い込みと違うパターンで
G1を４つも勝てたのか。

ポイントは気性。
いかに気分良く走ることが出来るか、否かがこの馬の全て。
それが出来ればエンジン全開で走ることができる。
気分良く走れれば可能性は無限に広がる。

有馬記念のように逃げて、残り５Fからペースを上げて後ろの馬を叩き潰すことも可能。
宝塚記念、菊花賞のように先行４角先頭で押し切る横綱相撲も可能。
そして天皇賞で見せた爆発的な末脚。
併せ馬で止まっていない（むしろほかの馬を引き離し続ける）
ローレルとマベサンを並ぶ間もなく差し切ったあの脚は鳥肌立ちましたなぁ。
これは能力が無いとできません。

じゃあなんでそんな強い馬がホイホイ負けたのか。
これも全ては性格の問題だと思っています。
たぶんすぐに走る気失せるんでしょうなぁ。

馬場が悪ければ
「あ、なんか走りづらい」とか「下ベシャベシャやん」
とか言って走る気無くしてたっぽいし、
９６年の天皇賞春はサマーサスピションと接触して
「カッとなって行った、反省はしていないし、またやる」
とか言ってたとか言ってないとかで掛かっちゃうし。
大体走らなかったレースはこれで説明ついちゃう。

だから鞍上は随分と悩んだようですね。
結局こいつが気分良く走れるのが一番いいという結論に至って
折り合いをつけることだけに専念したようですが。
ラスト２戦がトップガンが本当に本領発揮したレースだと思う。

そしてもうひとつトップガンの強さを物語る（と勝手に思っている）データが。
マヤノトップガンは２１戦していますが掲示板を外したのは
９６年の有馬記念一度のみ。
これは気性に難のあるムラ馬にするとすごいデータのように思う。
普通大敗しちゃうもんだからなぁ。

とまぁ私トップガン好きですけどトップガン最強や?などと
誰かに押し付ける気もありませんし、
こういう馬だ！間違いない！という気もないです。
存分に贔屓目が入ってることも自覚してますんで
異論、反論あるかもしれませんが、ま、お手柔らかに。

しかし子供が走らんなぁ?。
トップガンの能力考えればもっともっと走っても良いように思うが。
なんかダメなとこばっかり受け継いでる子が多い気がするわ?。
ムスカテールやシルクオフィサーに期待してるけど
この２頭も能力は高いが問題点が・・・という感じに思う。
まぁ・・・そういうとこがあるから応援してしまうんですが。
パーフェクトホースはなんか思い入れがね、いまいちわかないんだなぁ。



あ、気性が悪いと散々書いてなんですが、
普段厩舎にいる時などすごく大人しくて手のかからない子だったらしいですね。
レースに行って荒ぶるのは神経質だったからなのかな。