139件のひとこと日記があります。
2018/02/11 08:37
アルフィー
三木ホースランドパークへ南から向かうと、手前に必ず長く止まる信号がある。
ここでお世話になり始めた頃、この下り坂の信号待ちの際にわたしは毎回のように
「今日はどのお馬さんやろなぁ〜?」
と同乗している妹歩に話しかけていたそうだ。
「またアルフィーかなぁ〜...。」
といつも呟いたらしく、妹歩曰くこの場所は"アルフィーの坂"だったとか。
アルフィーは 父:ブライアンズタイム×母:シンコウラブリイ という超良血。
競走名"ロードアポロン"とされ、母と同じ美浦の藤沢和雄厩舎に入厩予定だった。
しかしその後、なんらかの事情で登録前に抹消、乗用馬に転向したようだ。
最初の10鞍ほどの間によく選定されたこのアルフィーは、指導員のみなさんも
"ここで一番重い馬"と言っておられた。
乗馬再開直後も、先のアクティブバイオやタイキエニグマはなんとか最後の5分には
納得いく騎乗ができたのだが、アルフィーに限っては毎度ことごとく跳ね返され、
その頃は苦手で選定を避けてもらいたいお馬だった。
その後レッスンのクラスも変わり、半年以上騎乗がなかったのだが、
初めてエントリーしたジムカーナ大会でアルフィーと組むことなった。
当日は最終44番目のスタートまで気を揉むわ、準備騎乗もチグハグで冷や汗が出た。
もう開き直るしかなく、本競技場への入り口でグローブを脱いで素手で手綱を握った。
この時、アルフィーは右の眼と耳をこちらに向け、少し緊張した気配が見えた。
コースのレイアウトはいまでもはっきり覚えている。
下見ではキャバレッティをどれだけ速く抜けれるかが勝負になると考えていた。
あとは想定される最短コースを忠実に踏んでいってどこまでか。
頭の中は拍数をずっと刻んでいて、K先生の名実況は聞こえていなかった。
無心でゴールを切ってアルフィーを抑えると、(実況とは別の)K先生から
「△〇さん!一番時計ですよ!!」と伝えられ、電光掲示板を見ると
2.5秒ほど差し切っていた。夢のようだ。
笑顔でヘルメットの右鍔を指先でそっと掴み一礼、そのまま観覧席の妹歩を見た。
笑顔でとても喜んでくれている!
上の写真は表彰式と手入れを終えたその日のもの。
左手には金の蹄鉄メダルを持っている。
下は二度目の大会騎乗時、この時もアルフィーとのコンビだったが、
グローブを外すのを忘れたためか4秒差で着外。
若い頃からゲン担ぎにしていた"勝負の素手"は本当だった。
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stanerraさん
みゆきさん、いつもコメント&いいね!ありがとうございます。
ご無沙汰してすみませんでした。
アルフィーには競技会×2を含め、全部で6鞍の騎乗がありました。
しかし人馬一体の感じになれたのは最初の競技会の時だけで、
あとは子ども扱いされました。(汗)
わたしよりもアルフィーのこの時がイケメン馬でしたよ。
まわりでみなさんが喜んでくれていたので、本人(ウマ)も
得意そうな表情をしています。(笑) -
のこみゆきさん
こんにちは(^^)
可愛い顔ですねー(^^)
きっとスタさんと相性が合ったんでしょうねー
私は重たい馬ちゃん結構好きなんですよ
どう動かしていくか?
また、印象にも残りますね(^^)
…写真から、スタさん、イケメン?ですねー(^^)
三寒四温の季節、くれぐれも体調管理には気をつけてくださいね(^^) -
のこみゆきさんがいいね!と言っています。