乗馬再開のきっかけ　part1

数年前の春先、電車の扉のところにあったある広告を見た。
まだ若かった頃、6年ほどお世話になったクラブのものだ。
もう一度お馬に乗る機会があったら面白いな〜、
とその時には漠然と考えていた程度だった。

眼を悪くして球技をスパッと諦めた後、3年ほど運動らしい運動を
ほとんどしなくなっていて、なにかやらんといかんと思っていた。
その間何度かの眼の手術を終え、野球やソフトボールは無理としても
乗馬ならやれるかもしれない、と考え始めていた。

14年ぶりにそのクラブへ覗きに行ってみようと決心し、
当時小4の動物好きの妹歩を連れていくことに。
受付で訪問の趣旨を話し、スクール担当の若い指導員さんが
場内を案内してくれる。厩舎には何頭かは知っているお馬がいて、
いろいろ話しているうちにだんだん素性がバレてきた。
当時の指導員さんはみなさん代わられていて、誰も知っている方は
いなかった。

一通りの説明を受けて、またお世話になろうかと思っていたところ、

「パパ、わたし乗ってみたい！」

と妹歩が言い出した。（汗）

確かに一輪車などのバランス競技は抜群に上手いが、背が小さ過ぎて
そらポニーでやっと跨れるかどうかやで！
しかし指導員さんの勧めもあり、ひとまず妹歩の体験乗馬を申し込んで
この日はとりあえず帰宅。

次の週まで、あそこには400kgを超えるお馬しかいないし、
ある程度腕力や脚力が要るし、ちょっと無理ちゃうか？と
諦めさせる方向で話したが、本人の決心は相当固い。
当然、親子で一緒に会員になるほどのゆとりはなかった。

つづく。