初乗りはなんとゼンノスウィング！

新年初乗りは雪が降るかと思うほど寒い中、風を切り裂いて三木へ。
受付で申告するとK先生が「今日はゼンノスウィング、馬装＆手入れです。」
昨秋に来たばかりの、あの綺麗でスローモーな動きをするお馬だ。

馬房へ連れに行くと食事中。無口を持って入ると「あ、仕事ですか。」
みたいな表情で無口を受け、淡々と、しかしゆっくり歩く。
洗蹄所ではとても大人しく、裏掘りも順に自ら次の脚を上げる。
最初は「向こうへ寄ってくださ〜い。」と声を掛けて押していたのだが、
ほどなく「次こっちな〜。」で自分から進んで支度がある側を開ける。
なんとやり易いお馬だ！人間がなにを求めているか解かっているようだ。

騎乗してからはコスモはんの1/10ぐらいの強さで速歩は伸縮自在。
右手前は内に切れ込むので左拳を下げて控えると体は輪線・首は外。
重心の移動だけで行きたいラインへ行ける。
あまりにも軽快すぎて号令を聞き間違えて手前替えをミスった。（詫）

どうもO先生の号令を理解しているように思えたのでフェイクを使う。
何度かやると「わたしはあなたの扶助で動いています。」みたいな眼が合う。
駈歩も発進・ややスローながらペースも輪乗りの開閉微調整も思いのまま。

なんと素晴らしいお馬だ！

明藍の初騎乗の時も驚いたが、このゼンノスウィングはホントにウマなのか？
という衝撃が･･･。

反省点は右手前で手綱が長いと刺さり、短いと自分が前傾するという
バランスの悪さ。いいところが掴めなかった。あとは何度か躓いていたこと。
無になってもっと静かに乗ることができたら･･･。

手入れも大人しく、「そっち上げれるか？」と尋ねると反対の蹄もスッと上がる。
このお馬は周囲の会話から人間の言葉を学んでいたのかも。

前ガキもスロー。（笑）