ダノンシャンティはディープスカイになれるのか(2)

世代の違うクラシック戦線を比較出来ないことは承知の上でだが、ディープスカイとダノンシャンティを比べて、レースレベルも、能力も同等であるとしても、今年のメンバーの中ではダノンシャンティは、厳しい戦いになるのではないか、というのがボクの評価である。
ローテーションというのは、分かりきった事だが、とても重要な事で、目標を定めてレースを使い、負けも覚悟でステップを踏み、一番の目標にその馬の能力を発揮させやすいように鍛え上げ、状態をピークに持って行くことが、競馬に携わる者の常識だ。(うまいるの世界で経験して身にしみている)
今年はその馬達があまりにも多すぎる。
例年、脚部不安などでクラシック戦線を離脱してしまう実力ある有力馬が数頭必ず存在するが、今年はほとんどが無事に(実際はどうか分からないが)ダービーに駒を進めてきた。
ディープスカイ世代のクラシック戦線とは比べようがないほどに、ダービーでの好走のために、東京の2400mを勝つために、より良いステップを、有力馬はもとより、伏兵達も刻んできた印象がある。
決してディープスカイが恵まれたダービー馬だったといいたいのではない。ただ今年は、NHKマイルC組には、中2週というローテーションが例年以上に厳しいアドバンテージになりえると思う。

馬券上でのポジションは週末に。