思い出のジャパンカップ

私事ですが、今週のジャパンカップの翌日にプレゼンテーションがあります。
それで近頃は文献を読んだり、調べ物をしたりととても忙しい毎日。

今日も徹夜で作業でした


しかし、昨年の今頃は今年よりもはるかにタイトな毎日で、心身は衰弱していました。

それでもウオッカの馬券を買いたくて、少しの時間を見つけて重い体をWINSまで引きずって行ったのでした


当時のウオッカは、圧倒的人気に推された秋二戦を敗戦。
このJCは様々な事が囁かれていたものです。

…

『ウオッカは燃え尽きた』
『マイラー色の強く出て来た今、2400は無理』



私はウオッカが大好きでした、惚れていました

確かに、秋二戦で以前のような覇気が感じられないのは、ファンの目には明らかでした


JCのパドックでも彼女はどこか優しい顔つきになっていました。(←母になる準備に入っていたのかなぁ、と後になり考えたり)


それでもこれが引退レース、と勝手に決め込んでいた私はウオッカからの3連単と単勝を目一杯買いました(笑)



レースのほうは、最後の直線抜け出したウオッカに大外からオウケンブルースリが迫る

頑張れ!…とあれほど本気でWINSで叫んだのは最初で最後でしょう(笑)


直線右へ左へ大きくよれながらも、ブルースリに並ばれてからの眼は完全に『女傑』のものでした。


ウオッカは三度目の正直で遂に世界の頂に立ちました


判定に時間はかかりましたが、勝利を確信していた私はゴールした瞬間から、涙を堪えることが出来ませんでした。


かなり弱っていた私にとって、あのウオッカの頑張りは少々堪えました

後にレース中(多分最後の直線)に鼻出血を発症していたことを知り、また泣きました(笑)




あの日のウオッカの単勝馬券は、換金せずに今も大切に保管してあります


辛いことがあると、たまに見返してはあのレースの彼女の頑張りを思い出し、自分を奮い起こしています