米国　ケンタッキーダービー　覚書２

週頭で予想していたコックス厩舎２騎がやはり人気の一角を形成している。不良馬場での開催になりそうで、そのトラックバイアスが焦点になりそうな一戦。人気馬のうち、差し追い込み馬は不良馬場でどうだろう。前走で先行していた馬の方が有利になる気がする。という訳で今のところはコックス厩舎２騎のうち、追い込み脚質で内枠を引いたキャッチングフリーダムは評価を下げ、前走先行競馬で最後にシエラレオーネに差されたジャストアタッチの評価を上げる。同じ理由でシエラレオーネの評価を下げる。怪物フィアーネスも不良馬場でパフォーマンスを落としそうで、成績も交互の馬、改装後の傾向は読めないが一応死に枠と言われている１７番枠を引いた追い込み馬ということで、１着固定馬券を僅かに押さえるつもりではいるが、沈む予感がしている。基本海外競馬では日本馬は妙味が無く、ほぼ馬券に絡めないような買い方をしているが、今回はジャストアタッチがくる展開だと、エンシーノ回避によって近くの枠となった日本馬２頭は消せなくなった、という印象。また、ジャスティファイ産駒が適正を見せた場合、ジャストアタッチの近くの枠にいるジャストスティールも押さえておかないといけないかな、と考えているところだ。前が有利になるとしたら押さえないといけないのは最内の逃げ馬ノードックだろう。なんといっても血統が旬で、スマートストライク系、ダンチヒとミスプロのクロス、ノーザンの多重クロスという感じで、不良馬場の恩恵と血統、脚質において全て揃った感がある。次に注目すべきはエンドレスリーだろうか。この馬は芝を４戦使い、ダートを２戦、ただこのレースはオールウェザーで、不良馬場になるダートはこの馬にとっては随分追い風な気がする。差し追い込み脚質なので、この馬が穴を開けるとしたら、軽視する追い込み勢を買わざるを得なくなり、予想としては矛盾してしまう。早朝まで悩んでみるかな。