京都新聞杯　覚書

過去傾向など全くアテにならないレース。毎年このレースは旬な血統、ブランド力、厩舎力で馬を決める。社台グループ生産馬優先、リーディング上位厩舎という感じ。とはいえ突然ロジャーバローズのようなダービー級が非社台から出てきたりするから難しい。ただ当時はロジャーバローズを本命視していた。その理由は血統だ。この馬がジェンティルドンナとほぼ同じ血統構成であることに気付いた血統オタクは最内を引いたこの馬をダービーでも本命を打てたということだ。という理由で、成績や格よりも血統最優先、次に生産牧場と厩舎という考え方で馬券を組みたいところ。今年旬な血統は、キズナ当たり年・・といきたいところだが、まず、ロードカナロア２騎が前走でかなり強い競馬をしている。べラジオボンドとキープカルムだが、基本ロードカナロアを2,000ｍ以上への延長で積極的に買うつもりはない。が、この2頭は近いキングマンボクロスを持つ馬という共通点がある。前例が思い浮かばないので、もしかしたら成功パターンなのかも知れない。馬券本線で買うつもりはないが、ワイドを少々押さえようと思っている。やはり旬な血統といえばキズナで、ジャスティンミラノがそうだったようにダンチヒの血を含む馬が買いなのだろう。となると、該当馬はウエストナウだ。未勝利戦は外差し馬場だったとはいえ経験馬相手に完勝で時計的にも優れている。未勝利のみの1勝馬であればそこまで人気にならない筈だが・・ここを本命で買ってみようと思っている。対抗馬はリアルスティール産駒のヴェローチェエラ。こちらは人気になりそうな予感はするが、旬なダンチヒーデインヒルとサドラーズウェルズ持ちの血統でブランド力と厩舎力を兼ね備えた馬、川田騎手、となると全く隙がない。もうこの2頭のワイド1点でいい気がするが、穴で押さえたいのはプレリュードシチーだ。ハイレベルと言われている京都2歳上位馬だが、旬な血のダンチヒ、サドラーズウェルズがありノーザンダンサーの多重クロス、この時期に活躍馬が出やすいリファールのクロスを持ち、京都2歳好走の裏付けは正に血統、と思わせるモノがある。