香港　チェアマンズスプリントプライズ　覚書

マッドクールが大外でサンライズと共に人気を吸ってくれれば配当的には美味しい。重馬場高松宮で馬券になったビクターザウイナーが内枠2番で過剰人気しそうな一戦。香港は天気が大問題でトラックバイアスが全く読めないのは痛い。一応雷雨は止んで稍重馬場での施行が濃厚のようだが・・・。最内にハウディープイズユアラヴが入り、内枠2頭が逃げる展開か。バイアスが内に有利になればこのワイドセット馬券は炸裂するかもだが、ハウディープは斤量差が縮まり、対カリフォルニアスパングルでは更に不利になった気はするが・・。少なくとも、馬券的にはマッドクールはかなり危険視している。この馬はどうも馬体の維持が難しい馬に見える。ただ、潜在能力の高さは認めている。昨年スプリンターズSはフィジカル面では全く評価しておらず凡走すると思っていたが馬券になった。正直あの一戦はナムラが不利な枠に入り、ママコチャ1強、中枠がタナボタになった印象を持っている。そういうこともあり高松宮も軽視していたが、勝ってしまった。確かに高松宮は枠に恵まれ馬体も回復していた。では、今回はというと・・枠は大外に追いやられ、馬体は腹が若干華奢に見える。そういう馬体でもスプリンターズSで好走しているワケで、判断は難しいが、基本不安材料が２つになれば軸馬にはしない。このメンバーだと順当にカリフォルニアスパングルでいいと思う。トラックバイアスをどう読むかだが・・一応元々重い馬場で雨ということなら、重厚な血統を優先すべきか。サドラーズウェルズ的な欧州血統とダンチヒ系が原動力になってそうな馬をチョイスしたい。カリフォルニアスパングルとビクターザウイナーはサドラーとダンチヒの組み合わせ、インビジブルセージはストームキャットクロス母馬にダンチヒクロスを強く持たせた馬、ディープフィールド産駒は血統内に米国砂的要素が多く、ちょっとココじゃない感があって買いづらい。マッドクールは母がダンチヒとサドラーの組み合わせでノーザンダンサークロスが色濃い。枠と血統の総合的評価としては、ビクターとハウディープが逃げて割と締った展開になり、米国寄り血統のハウディープが沈む。枠的に届く範囲にいるカリフォルニアとインビジブルがビクターを目標に接戦を演じる、という感じじゃなかろうか。この3頭と、不明なバイアス対策の最内2頭ワイド、コレでいい気がする。