大井　羽田盃　覚書

少頭数なので決め打ちで獲りたい一戦。サントノーレの怪我が残念。パッと見た感じ、アマンテビアンコ１強に見える。また、天気で大きく左右されそうな感じだ。まず雲取賞は多くの馬が出遅れたやや凡戦という評価をしている。アマンテビアンコは発馬でズッコケて、ブルーサンは競りかけられることなく気持ち良く単騎で逃げることができた。もっと締ったレースであれば、消耗戦が得意なサントノーレにやられていた筈だ。陣営が「神経質」と評するブルーサンが再度活躍できるかは結構微妙な気がしている。大外枠を引き、隣がマッシャーブルム、その内がティントレットで、パッと見た感じ逃げれるのかどうか不安になるが、マッシャーブルムは今回逃げずに控える競馬をしそうな予感がするので、先手の主張は案外楽にできそうな気はしている。アマンテビアンコを上にとるが、ブルーサンを消しという訳にもいかない、という程度の評価。むしろ評価を下げたいのは最内を引いたアンモシエラだ。そもそもこの馬は強いのか？という疑問をずっと持ちつつ今まで馬券でしてやられた感じではある。ハイペースのもちの木賞で、追い込み勢が上位にきた中、唯一アンモシエラが1着に残ったレースで、数字上は強く見える。ただ、道中競りかけられることなく気分良く2番手追走で勝利しており、人気の先行馬は凡走したレースだ。ブルーバードカップも実力を疑い馬券は逃したが、このメンバーでギリギリ届いた感じから、どうも強さが伝わってこない。その後ハイペースの京浜盃で7馬身差の2着だ。タフなレースだとサントノーレとは7馬身差というのが現実だ。また、京浜盃ではハビレがスタートの後でかかっている。前進気勢の強いムルザバエフがヘグッたように見えるが、この結果からハビレは中団よりやや後ろがベストポジションというのがわかる。ラストでハビレとアンモシエラが同じような位置でゴールした以上、ハビレの方が強いというジャッジをしている。今回ハビレはアマンテビアンコの隣枠で、同じような位置取りが望ましいから競馬がしやすい筈。雲取賞でブリックスアンドモルタル産駒のイーグルノワールが敗れていることも見逃せず、やはり同産駒アンモシエラを疑いたくなってしまう。ストームキャットの同系配合というクロスのキツい種牡馬なので個人的にはあまり好きな種牡馬ではなく、早熟性や脆さを疑いたくなってしまう。