福島牝馬S　回顧

外がオーバーペースになり中枠差し追い込み馬が有利になると予想。菱田、菅原、丹内、菊沢の馬を厚めに購入したが・・。

８Rで掲示板に載った馬が、１，３，５，６，９で人気馬2頭が沈み、９Rは最内のワンツー。そしてこのレースでは内の3頭が掲示板内、強気に前に行った2頭が馬券内に。これは例年にはないかなり強いチート級イン前トラックバイアスが働いている。逃げたかったラリュエルは馬体細化の影響か逃げることが叶わなかったが、全体のペースが大きく下がったワケではない。例年のバイアスであれば早々に前が潰れる展開。木幡騎手の落馬で後ろの馬に悪影響があったのは確かだが、このバイアスでは恐らく着順に大きく影響はしていない。キミノナハマリアが明らかに煽りを受け、接触したグランベルナデットはギリギリうまく捌いて競馬を続行、最後方追走のファユエンあたりにも影響があったかなと思う。この異常なチート馬場に気付いたのか、菱田タガノパッションが随分と早めに早仕掛け、それでも6着に入線している。ピンクジン、エリカヴィータが掲示板に入線しているのを見ても、このレースは馬の能力というよりは馬場読みができた騎手とたまたまラッキーな枠を引き当てた馬に軍配、というレースだった。
馬の実力を測るには全く参考にならないレースだが、明日の福島芝レースの買い方に大いに参考になる結果だと思う。
先週の中山といい、今週の福島といい、馬場傾向が明らかにおかしい。芝造園課は何か新しい造園方法を取り入れたんだろうか・・・？しばらくは全中央競馬の上級条件は開催時期に関係なくイン前というのを前提に予想した方が良さそうだ。