フローラｓ　覚書

例年イン前チート馬場になるので内枠3頭は人気に関わらずワイドボックス。
開幕週東京のイメージに反してステゴとロベルトの血が有利に働いている印象。
逃げた経験のある馬が軸向き。内枠馬が主軸だが、大外枠に操縦性が高く技術力の高い騎手という条件付きで先行する馬が入れば穴で狙える。バロネッサとコガネノソラが良さげ。週アタマ時点でエルフストラック、コガネノソラ、ニシノコイゴコロ、ユキワリザクラの騎乗予定が決まっていない。基本、週アタマで騎手が決まっていない馬は軸にはしづらいが、この4頭は血統面と脚質で割と厚めに買いたい馬。エルフストラックはダート血統だが逃げ馬、近走かろうじて前に行けているがゲート駐立は良くない。コガネノソラは血統と脚質の条件をクリアしている上、菊沢厩舎2頭出しの1頭。しかし横山武ジョッキーはアドマイヤベルに乗り替わり。ニシノコイゴコロは出遅れ癖のある癖馬だが母父オルフェーヴルかつロベルトを含みサンデーサイレンスのクロスがあり、間違ってスタートが決まってしまうと激走するかも知れない。同じくサンデークロスのあるネロ産駒ニシノレヴナントが芝中長距離3勝クラスを勝っているあたり、ここを激走してもおかしくない。ユキワリザクラは開催が進んだ未勝利戦勝ちなのでメンバーレベルはかなり低いと予想できるが、単に逃げと言っても二枚腰の逃げだったので見限れないところがある。
トライアル仕様で臨む馬と、ここを獲りに来ている馬を仕分ける必要があるが、未勝利戦後、距離は２０００までとルメールが評価しているバロネッサは、オークスというよりはココを狙っているのかも知れない。母父オルフェーヴルも良い。勝ち上がった未勝利戦は先行バイアスで有利な枠だった凡戦だが、2着と3着に5馬身の着差がある以上、この馬の力は抜けていたと評価すべき。アドマイヤベルはアーバンシックの3着とマーシャルポイントの2着があるので能力は高い。前走は先行バイアスを差して2着。クリスマスパレードも前で競馬するタイプであまり死角がない馬。特に新馬戦は差し有利バイアスで逃げて勝った。気性難カニキュルは軸不向き、マルコタージュは出脚遅く実践で並んで根性が出せるかどうか。チューリップ賞で不利を受けたラヴァンダは、ラストは追っていないので着順は度外視した方がよさそうだ。