聖奈騎手は新潟で１４鞍 　presents by　木元貴章

先週は新人女性最多タイの９勝目、今村聖奈騎手は今週、新潟で土曜（２１日）、日曜（２２日）ともに７鞍ずつ騎乗。

　１５日の新潟３Ｒをエイミーバローズで勝ち、増沢（旧姓・牧原）由貴子元騎手、西原玲奈元騎手が持つＪＲＡ女性騎手デビュー年の最多勝利記録に並ぶ９勝目をマークした。「今と歴代の先輩は環境が違います。いつまでもリスペクトの気持ちを持ちたいです」と謙虚な姿勢を貫く。一方、「記録を抜くことができれば、後輩たちに抜けないと思わせるように圧倒したいと思います」と力強く誓った。

　また、１４日の新潟４Ｒでは父の康成助手＝栗東・飯田祐史厩舎＝が担当するモズミツボシで勝利。お礼に、食事をごちそうしたという。「父の馬で勝つことができて良かったです。こん身の仕上げでした」と笑顔で振り返った。
土曜５Ｒのプライムチャームは初めての芝レースへ向け、今週は栗東・芝コースで追い切りを行った。「フットワークが軽くて、今の新潟の芝はこなしてくれるのでは」と好イメージを描く。日曜１Ｒのメメスカーレットは連闘。前走は８番人気で４着と健闘した。「１戦使って、すごく精神的にどっしりしました。３歳牝馬でも気持ちに余裕があります」とメンタルの成長を実感する。
【土曜新潟】
２Ｒ・リンギングフォン（牝３歳、栗東・寺島良厩舎、父ドレフォン）
３Ｒ・メイショウカンギク（牝３歳、栗東・飯田祐史厩舎、父ビッグアーサー）
５Ｒ・プライムチャーム（牝３歳、栗東・今野貞一厩舎、父エピファネイア）
７Ｒ・イザベルクイーン（牝３歳、栗東・寺島良厩舎、父ジャスタウェイ）
８Ｒ・ヒロノクイーン（牝４歳、栗東・寺島良厩舎、父ヘニーヒューズ）
１１Ｒ・ダノングリスター（セン６歳、栗東・寺島良厩舎、父ロードカナロア）
１２Ｒ・ジューンサクラ（牝４歳、栗東・荒川義之厩舎、父ハーツクライ）