愛国のディープインパクト産駒　presents by　木元貴章

クールモアグループが所有するディープインパクト産駒オーギュストロダン(Auguste Rodin、牡2・愛・A.オブライエン厩舎)が、現地時間10月22日にイギリスのドンカスター競馬場で行われるフューチュリティトロフィー(英G1)に出走を予定していると、英競馬メディア『RacingTV』などが報じている。

　オーギュストロダンは父ディープインパクト、母ロードデンドロン、母の父Galileoという血統の愛国産馬。母は2016年のフィリーズマイル(英G1)、2017年のオペラ賞(仏G1)、2018年のロッキンジS(英G1)を制した名牝。また、叔母には2019年の英チャンピオンSなどG1を7勝した名牝マジカル(Magical)がいる。

　今年の6月1日に迎えたデビュー戦で2着、2走目の7ハロン戦を2馬身差で快勝。続く9月のチャンピオンズ・ジュベナイルS(愛G2)で重賞初制覇を飾った。10月時点で、大手ブックメーカー各社は同馬を来年の英ダービー(英G1)の前売り1番人気に設定している。

　同馬の父ディープインパクトは2019年7月に17歳で死亡しており、海外産馬のオーギュストロダンを含む現2歳世代がラストクロップ。また、2017年には産駒のサクソンウォリアーがフューチュリティトロフィーを制しており、今回は産駒による同競走2勝目がかかる。