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2022/06/14 18:14

ハセドン

5月15日に東京競馬場で行われた青竜S。皆さんはご覧になりましたか?ダート1600メートルで行われた3歳オープンの戦いを制したのは、モーリス産駒のハセドン(牡、栗東・安田翔)でした。その勝ちっぷりが…もう、強烈!個人的には“追い込み馬列伝”にノミネートしていい案件だと思ってます。

 このハセドン。芝2000メートルの新馬戦こそ6着に敗れたものの、ブリンカーを装着し、ダートに転じて無傷の3連勝。特筆すべきは前記の青竜Sで、4角最後方から直線大外を回って進出し、上がり3Fは何と“34秒3”という芝並みの切れ味を発揮-。突如として画面横から飛び込み、ライバルをまとめてのみ込んだ姿に“新星誕生”を予感させました。

 あまりの衝撃に後日、安田翔師のもとへうかがうと「今ごろ注目ですか?遅いですね」と失笑されたが、青竜Sは5番人気でのV。下馬評はさほど高くはありませんでした。でも、トレーナー目線では「(◎が)グリグリかと思ったら5、6番人気でしょ?あれは意外でしたね。あえて中山千八とかには向かわず、東京のマイルに狙いを定めてのレースだっただけに、あれっ?と思いました」とのこと。グウの音も出ない、とはまさにこのことです。

 ネットでは、青竜Sでの横山典騎手の位置取りを“ポツン”と言うのでしょうか。スカッとする勝ち方であったが、その半面、危うさをはらんでいるポジショニングでもあります。そのあたりを安田翔師に解説してもらうと「もちろん勝ってほしいですけど、あそこは(勝つことを優先して)せかして安心できる位置にいたら100パーセント勝てない。それは断言できます。いい脚を使うためには、(現段階では)あの位置からじゃないと駄目なんです。上がり3Fの数字は特に意識はしていません。今は最後にしっかりと脚を使うために、リズムを乱すことなく、いかに前半整えて走れるかを意識しています」とのこと。逆説的に言えば、完成度の低い現状であれだけのパフォーマンスができるのだから、スキルアップした際にはとてつもない馬になるかもしれません。
楽しみです。

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