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2022/02/08 22:36

ケイデンスコールの現状について

私が調べた中でケイデンスコールの近走のパフォーマンスに関して気になったことを書こうと思います。

テンの3Fの通過タイムと道中の位置
21'マイルCS 36.8秒(斤量57kg) 中団後方から
21'安田記念 35.5秒(斤量58kg)中団後方から
21'京都金杯 37.0秒(斤量56kg) 中団から
19'NHKマイル 35.8秒(斤量57kg)後方〜レース途中で中団後方へ

21'京都金杯は平均ペースを中団につけ、残600mあたりで先団に取り付き残400mからは他の出走馬との地力の違いを見せつけて押し切ったような競馬でした。

21'安田記念ではスタート後に岩田騎手が早々に抑えてはいましたが、それでもこの馬にとっては決して遅くないペースでの追走となりました。G1のペースがきつかったという見方もできますが、直線不利があったので、ここは評価し難い部分があると思います。
しかし、21'安田記念(10着)と同コースの19'NHKマイル(2着)の道中のラップを比較すると

21'安田記念  13.2-11.0-11.3-11.2-11.4
19'NHKマイル 12.7-11.2-11.9-11.4-11.9

前半3Fまではそこまで差はないのですが、そこから先の2F(ラスト3Fに入る手前まで)を含めると安田記念の方がおよそ1秒近くも速いペースで走っているんですね。その分最後の1ハロンを失速してしまっているのかもしれません。
一方NHKマイルは、後方から進めた分末脚の持続力が続き、坂を登った後のラスト1ハロンに関してはさらにキレる脚も見せています。

テンに関しての話題に話を戻します。
21'マイルCSでの道中のついていけなさを見て、私個人は加齢により行脚がつかなくなってきている部分があるのかもしれないと思っていましたが
同じ斤量57kgを背負った前走の阪神Cでは、前半3Fを35.7秒で通過しています。
それでも後方からの追走になったのは相対的に見ても短距離指向の馬とのスピードの差が出たのだと思います。

今回斤量59kgを背負うことで、私はケイデンスコールの出脚がつかず後ろからの競馬になると思っていました。
しかし今回テンの3Fは12.4-10.9-11.6(34.9)と今までのレースと比較しても、格段に良く出ているのですね。
これはスタートにおいて、トップハンデを背負っても斤量負けしていないであろうということに加えて、加齢による衰えもそこまで影響していないことの証左にもなるのではないかと思いました。
21'マイルCSでは中団後方からのレースになり結果的にスローで差しが届きませんでしたが、上がりは33.2秒の脚を使っていて見た目の印象ほど大負けしているようには見えませんでした。
マイルCSはどちらかというと短距離指向のホウオウアマゾン(先行持続力タイプで強い馬)が逃げ粘り差のない5着に入ったレースで、ケイデンスコールに関しては残400-200の区間で上位馬に点火力、トップスピードの差で若干置かれ気味になりましたが、ラスト3Fを通して見ると、前述した通りとても良い脚を使っています。

最後に今回の東京新聞杯のことを話しますと
ケイデンスコール個別の全体のラップは

12.4-10.9-11.6-11.5-11.8-11.7-11.8-12.4(いずれもレース映像からの目測)

坂の中盤までは頑張っていましたが、テンの3Fで34.9秒を刻んだためか、最後は脚が止まってしまいました。
2着だった19'NHKマイルは前半の3Fを35.8秒程で通過していたことから、やはりこの1秒近く差がある時間をどの区間でやりくりするのかが好走するための鍵になるのではないかと思いました。(コース形状や展開にもよると思いますが)
今回は調教の時計も出ていましたし、大幅な体重の増減がなく体のハリがあったように見えました。体調も良く仕上がっていたと思います。

以上のことを踏まえると、ケイデンスコールは現状、年齢による衰えも感じさせず、また斤量負けをするような馬でもないのではないでしょうか。
やはり、ある程度溜めて末脚の良さを生かせる距離、コースで高いパフォーマンスを出せるのではないだろうか?と思いました。

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