21’有馬記念　（中山2500　内回り）

調教良く見える馬について

◎ウインキートス
一週前：美浦南W稍重...86.0-69.7-53.1-37.8-11.3
時計はそれほどでもないが離れた前に馬を置き抑えながらスピード感のある走りで追走し、直線鋭いキレを見せ抜け出した。
最終:美浦坂路...54.2-39.6-25.7-12.7
1馬身前に馬を置き外目を回ってくると力一杯の走りで坂を上り始める。息遣い良く落ちない脚色で走り、終盤で抜け出すと2馬身ほど離して先着。数字の印象よりも走りは見た目にも充実している。

◯ディープボンド
一週前：栗東CW...81.0-65.7-51.5-36.9-11.2
僚馬を内から1馬身追走するゆったりとした入り。
コーナー明けに併せる形になりすぐに手前を替えると大きなストライドで少しずつ加速を始める。中盤に追い出されると力強く抜け出し1馬身先着。

△クロノジェネシス
最終：栗東CW...97.2-81.1-66.1-51.8-37.0-11.9
僚馬を3馬身追走するゆったりとした入り。馬場の外目を回ってコーナーで1馬身まで差を詰める。すぐに手前を替えるがジリジリとペースを上げ、直線中盤で並びかけそのまま同入。
宝塚記念の追い切りの動きと比べると若干動きが重く見える。

△エフフォーリア
一週前：美浦南W稍重...84.1-67.9-52.9-38.2-11.8
4馬身と2馬身前に馬を置き、少し抑えながら追走する入り。直線半ばで僚馬に並びかけるがキレるとまではいかず。並んでの同入。
最終：美浦南W...69.0-52.8-38.0-11.4
3馬身と1馬身前に馬を置き、３頭併せの中を追走。馬場の外目を回り、コーナーで並びかける。直線半ばで合図を出されるとグングンと加速を始めあっという間に抜け出すと最後は流した。
ハードな追い切りというより加速を確かめるような内容。

◯シャドウディーヴァ
最終：美浦南W...84.8-68.6-53.4-38.5-11.6
単騎で抑えながら外ラチ沿いを回ってくる。直線半ばでシュッとキレると最後は流した。

◎アサマノイタズラ
一週前：美浦南W稍重...5F 67.5-51.9-37.4-11.2
２馬身前に馬を置いて、抑えながら追走する入り。直線鋭いキレ脚で僚馬に並びかけるとそのままトップスピードに点火しあっという間に突き放す。

最終：美浦南W...6F 80.9-65.1-51.0-37.5-11.8
3馬身ほど前に２頭馬を置いての追走。馬場の外目を僚馬の内から回ってくるとコーナー明けに３頭で併せる形に。直線すぐに手前を替えるとスムーズに加速する。中盤で外の２頭に前に出られるが強く追わずとも最後は並びかけた。
全体時計、しまいの時計ともに良い仕上がり。

◎タイトルホルダー
一週前：美浦南W稍重...5F 66.5-52.1-38.0-12.2
前に２頭置き締まった流れを追走する入り。直線半ばで３頭併せの形になると手応え良く加速するが、鞍上が抜け出さないように抑えながら先着。

最終：美浦南W...6F 82.5-65.7-50.8-37.0-11.6
締まった入りで馬場の真ん中を回ってきて、コーナー明けに先行する２頭を追いかける形の３頭併せに。すぐに加速するが直線では追いつけず。それでもしっかり脚を使いゴール後のコーナーで追いついた。

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ハイペースになった19'有馬記念を見返してみた。

この時はアエロリットが単騎で前半1000mを58.5秒のペースで逃げ、他の馬は付き合わなかった。
勝ち馬のリスグラシューは前半1000mを62.5秒ほどで通過。
レースは残800mを切ったところから先行馬がしびれを切らし前のアエロリットを捉えに動く。
それに釣られるように中団の馬たちが残600mを過ぎた所でパラパラと動き始め馬群がバラける。

リスグラシューはこの間
11.9-11.9というラップを刻みながらもじっと動かず、残400m地点でようやく4コーナーの馬群の中に入っていく。
そこからD.レーンが2,3分所から4分所外に出しながらコーナーを回ってくる。
残300m地点で完全に外に出しここで追い始め少しずつ加速すると残200でエンジンがかかり、先頭集団に並びかける。
そこからは坂を加速しながら力強く駆け上がり坂の終盤で一気に抜け出すとそのまま最後まで脚を伸ばし後続に4.1/4馬身差をつけゴール。

後半1000mのラップは
11.8-11.9-11.9-11.8-11.5

溜めに溜めて直線400mから加速ラップを刻んでの勝利。