ビジョンって……？

先日、久し振りに父が夢の中に出てきました。その夢の中で父は私に「競馬で当てる時、頭の中にビジョンが浮かぶ。ビジョンだ！」と、ドヤ顔で言っていました。それを聞いて『ビジョン……？　レースでゴールする瞬間でも、事前に見えるんかいな？』と、首を捻る私。そう思いつつも「じゃあビジョンが浮かんだら、無印の馬でも買うの？」と尋ねてみると、父は声には出しませんでしたが、肯定はしていましたね。
……とまあ、こんな内容の夢でした。勿論、父は生前こんな事を言ったこともありませんし、実際ビジョンなど見たこともないでしょう。もし本当にそんなことが出来ていたら、得意技（枠連１・３着叉は２・３着）を連発する筈がありませんから。
しかし、なぜこんな夢を見たのか……と考えた時、私ははっとしました。夢を見た前日は父の命日だったのです。ここのところ仕事が忙しくてすっかり忘れていました。特に命日当日の曜日は一週間の中で最も多忙な日だったこともあります。母には「しびれを切らして出てきたんじゃないの」何て言われてしまいました。
ごめんね、お父さん。でも夢の中でまた会えて嬉しかった。ただビジョン何て謎かけみたいなことじゃなく、次はもう少しわかりやすい話にして欲しいなあ……と思う私でした。