サートゥルナーリアとSpecial牝系

マックスキュー　牡　シルク
Halo　Sadler's Wells、Fairy King

マトラコーニッシュ　牝　社台
サンデーサイレンス　ヌレイエフ

ショウヘイ　牡　石川達絵
オルフェーヴル　ヌレイエフ

トルストイ　牡　近藤英子
サンデーサイレンス　Sadler's Wells

プルクワ　牡　G1
ダイワメジャー　Sadler's Wells

ディアマイダーリンの2022 牡　不明
ハーツクライ　ヌレイエフ

ヴァルチャースター　牡　キャロット
ディープインパクト　Fairy King

ハッピーユニバンスの2022 牝　不明
サンデーサイレンス　ヌレイエフ

ルージュソワール　牝　東京
Halo無し　Sadler's Wells、ヌレイエフ

ベイラム　牡　社台
Halo Sadler's Wells

クリノクーチャン　牡　栗本博晴
Halo無し　ヌレイエフ

メジャーエンブレムの2022 牡　サンデー
ダイワメジャー　Sadler's Wells

コーラルクラウン　牡　シルク
Halo Sadler's Wells

ジェゼロ　牡　金子真人
サンデーサイレンス　Fairy King

ルールブリタニアの2022 牡　不明
ディープインパクト　ヌレイエフ

レッドキングリー　牡　東京
Halo無し　ヌレイエフ

ワイルドウインドの2022　牡　不明
Halo無し Sadler's Wells、ヌレイエフ

以上は
2022年産のノーザンファーム、社台ファーム、追分、白老生産の
サートゥルナーリア産駒のうち
牝系にSpecial牝系のノーザンダンサー系である
Sadler's Wells、Fairy King、ヌレイエフ
を持つ馬

17頭のうち9頭がクラブ所属

Special牝系のノーザンダンサー系のクロスが有効な種牡馬は他にもいるとは思いますが、産駒のうち獲得賞金上位の殆どが、このクロスを持っている種牡馬は他にいないという意味で
ロードカナロアとSpecial牝系のノーザンダンサー系の相性は
他の種牡馬とは一線を画すと思います

ヌレイエフとのクロスは他の種牡馬でも良く見かけますが

特にSadler's Wellsとのクロスですよね

日本の芝においては鈍重な印象のSadler's Wellsを持つことが、寧ろスケールの大きさや底力として、特に芝2000mのスピード持続力戦で他の馬には無い個性として現れている

G1優勝馬の
サートゥルナーリアとパンサラッサ
がこれにあたりますが

欧州で不動の地位を築くSadler's Wellsの血は
ノーザンダンサー系の特徴である底力や他のノーザンダンサー系との親和性の高さを次の世代に繋げていくために
非常に大きな意味を持っている

サンデーサイレンスの血が飽和状態の日本競馬で
サートゥルナーリア産駒の成功の鍵は
Sadler's Wellsにこそあるのではないかと

サートゥルナーリアの特徴は
父ロードカナロアがSpecial牝系のノーザンダンサー系とニックスであること
母シーザリオが日本の芝のスピードに対応する個性を主張すること
サンデーサイレンスやHaloの血を持つ繁殖であれば、サンデーサイレンスやHaloのクロスが発生すること
既にSadler's Wellsとヌレイエフのクロスを持っていること

産駒には
Special牝系のノーザンダンサー系が入ること
早期に活躍出来るHaloの血を補うこと

スピード持続力戦ならスピードを補う意味で
ディープインパクト、ハーツクライよりもサンデーサイレンス
純粋なHaloの血を持っている方がいいのではないかと

これが、春クラシック、特に皐月賞を制するサートゥルナーリア産駒の傾向になるのではないかと考えています

トルストイを近藤オーナーが購入したのも
ジェゼロを金子オーナーが購入したのも
そういった理由なのかなと思います

社台のベイラム
シルクのマックスキュー、コーラルクラウン
自分はHaloの方がサンデーサイレンスより良いのではないかと考えています

サンデーレーシング、キャロットクラブは
牝系にSpecial牝系のノーザンダンサー系を持つ馬を選んでいない
クライスレリアーナ
マスターライセンス
ストラーダレアーレ

募集時の横姿を見ると良い馬たちだなと思わせます

サートゥルナーリアの兄であるリオンディーズの産駒の成功パターンが
ノーザンダンサー系の薄い繁殖で成功していますからね

自分はSadler's Wellsの血を濃くしながら
日本の芝に対応させてこそ
大物が生まれるのではないか
と考えています