秋華賞2023

シンリョクカ
シランケド

下河辺の二頭の回避は

ノーザンファーム7頭
社台5頭

この圧力

今の差し優勢の京都芝で

日本の芝中長距離における直線の末脚に関して最高峰の生産牧場による育成

今年もこの２大牧場の生産馬で三着内独占の可能性は高く

この12頭のうち

前走の上がりが三位以内だったのは

ハーパー　3位
ピピオラ　3位
フェステスバント　1位
マスクトディーヴァ　2位
モリアーナ　1位
リバティアイランド　1位

東京、京都、阪神あたりで優勝した実績の無いフェステスバントは流石に無いとして

オークス1、2着の
リバティアイランド
ハーパー

この休み明けの2頭に挑む
夏以降のレースに優勝してきた
ピピオラ、マスクトディーヴァ、モリアーナの3頭

という構図なのかなと

マスクトディーヴァは
ローズSのレース後に書きましたけど
次走度外視の勝ちに行く競馬で
レコード優勝
反動の方が心配な状況で

モリアーナは
前走の紫苑Sで距離延長に対応しました
エピファネイア産駒の距離延長適正の高さが結果に出ました
ただ、馬体のシルエットからはパワータイプで秋華賞向きの馬には見えない
と思います


ピピオラは

ちょっと長くなりますが
今思っていることを徒然書きますけど

タイム指数はこれまでの最高が94で基準に達していない
つまり買えない

ただ

この馬が勝ってきたのは
日本の主流コースである京都、東京の芝であること
その直線の残り200mの手前を変えてからの伸びは非凡な動きであったこと
前走の小倉は馬場が悪く時計が出にくい状況であったこと
タイムに現れていない魅力があって

馬体はバランス良く非常に見栄えする
銭形が浮いて体調の良さが伝わってきて
筋肉もふっくらとした柔らかさが見てとれます
例えばこれが非ノーザンファーム生産馬だったなら
いい馬だなで終わるところですが
ノーザンファーム生産馬なんですよね
特に過去のディープインパクト産駒には
筋肉がふっくらと見せた余裕残しにも見える馬の激走が何度もあって
そして
ピピオラはディープインパクトと同じウインドインハーヘアの牝系

父はモーリスで
モーリス産駒の初重賞挑戦はどうなのかというモヤモヤはありますが
ジェラルディーナは3歳秋の西宮Sでそれまでのキャリア最高の111を叩き出し飛躍してみせた
外厩はノーザンファームしがらき
中長距離で活躍するモーリス産駒牝馬の育成のノウハウを掴んでいる可能性があって

先週の京都芝外回りで優勝したボッケリーニの母父はダンスインザダーク
ダンスインザダークと言えば、京都芝外回りで行われる菊花賞で産駒の活躍が際立っていましたが
他のノーザンファーム生産馬の中にダンスインザダークと同牝系のヒップホップソウル
ダンスインザダークが今の京都芝内回りに適正があるかは分かりませんが
牧場の狙いの中に京都芝内回りの秋華賞においても母方にダンスインザダークの血が入る馬を登録してきた印象があります

亀谷氏の秋華賞におけるロベルト系の復権が本当なら

この馬は

リバティアイランドに対抗し得る
唯一の馬とも思えます