有馬：枠順決定後の逃げ馬について

先頭を争うと思われる馬達の枠は以下のようになりました。

４番　　スティッフェリオ　
１１番　キセキ
１２番　クロコスミア
１５番　アエロリット

アエロリットにとって苦しい枠になった…でしょうか？

２，４，６が最適だったのですが、他の中途半端な枠よりかは１５枠で良かったと思います。

なによりも他の逃げ候補のキセキやクロコスミアから３〜４枠しか離れていないのです。

唯一内枠に入ったスティッフェリオは是が非でもハナにという訳でもないのでラチ沿いの３〜４番手で省エネレースができれば最高でしょう。

ムーアがどういうレースを選択するかはわかりませんが、逃げると仮定して、キセキは去年の天皇賞秋とJCの最初の３ハロンは３６.２と３５.９秒でした。
今年のアエロリットの天皇賞秋の３ハロンは３５.７秒。
外から無理やり追わなくても自分のペースで走っていればスタンド前では先頭に立っているでしょう。

問題は外枠発走による距離ロスでしょうか？
１コーナーを回るまでに、１枠の馬に比べておよそ１５ｍ余計に走ることになります。

しかし、差しや追い込み馬が３コーナーから外を回れば１０ｍの距離ロスは普通です。

外枠になったからと言っても大きく評価を下げる必要はないように思います。

アエロリットは過去にも１６番枠から勝ったNHKマイルや１５番枠からゴール前に後続馬に刺されまくったMCSがあります。

その負けたMCSにしてもバテたというよりも瞬発力の差で負けた感があります。
この馬自身も後半の方がタイムが速いので、どちらかといえば４ハロン目の１２.１秒が抑え過ぎたのではと思えます。

坂を上りきるまでは気持ちよく走らせて、向こう正面の下り坂の勢いを利用してそのまま走っていけば面白そうです。