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2019/10/03 18:18

キセキの大逃げロンについて

キセキがジャパンカップなどのように限界逃げをうって、それでも負けるなら納得ですが、控えて負けたら不完全燃焼すぎる」

「亀谷氏の川田でジャパンペースで逃げるべきってのは賛成だなー」

そんな意見があるようです。

東京競馬場とロンシャン競馬場の違いとか果たしてわかっていないのではないか耳を疑います。

キセキの2018年のジャパンカップの1400m通過タイムは1分23秒4

これを凱旋門賞に置き換えてみると、
まず、斤量57キロから59.5キロ   +0.35秒
エクイターフから洋芝に変えて x1.007
日本式計測から欧州式に変えて+1.3秒

ここまでで、1分25秒64

これに上り坂補正をしていく

ロンシャン
スタートから400mは平坦、400mから700mが2.33%の上り坂、700mから1000mが1%の上り坂、1000mから1400mまで平坦。
この上り坂で10m上がります。

東京
最初の100mが1%の上り坂、100mから600mが平坦、600mから1400mまで0.2%の下り坂。

キセキのジャパンカップのラップタイム
12.9 - 10.8 - 12.2 - 12.3 - 11.7 - 11.8 - 11.7

12.2 - 12.3 - 11.7
この部分がロンシャンで上り坂、東京で平坦と下り坂。

傾斜が1%増すと、同じスピードで走っているときの心拍数はだいたい4〜6拍/分くらい多くなります。
これを走行タイムに換算するとトレセンなどで普段使われている 3〜4%の坂路では、0%の平坦走路を走っているときに比較して、およそハロンタイムで 2〜3 秒くらい遅いタイムで、同じ負荷になります。
つまり、坂路をハロン 14(秒)くらいで走っているとすると、負担度としては平地でハロン 11〜12(秒)くらいで走っているのと大体同じくらいになります。

なので1ハロンにつき1秒づつ足して
1分28秒64
キセキのフォワ賞の1400mが1分28秒86なので、ジャパンカップのタイムに比べてそんなに遅いタイムではないとわかります。

では、なぜ差が開かなかったのか?

東京競馬場は向こう正面に下り坂があってそこでスピードが出るのにたいして
ロンシャンは600mもの急激な上り坂があるので差が付きにくいということでしょう。

上り坂の方がスピードが遅いので差を広げにくいのです。

そんなロンシャンの前半の上り坂で差を広げようとすれば終了のお知らせです。

凱旋門賞のレコードタイム2分24秒9を出した時の1400m通過タイムは
1分26秒31。

もちろん、この逃げ馬は18馬身差の14着に終わってます。

思い切った事がしたいなら
1000mを1分5〜6秒で先頭を切るだろうガイヤースの後ろで風除けをして、ラスト1000mを下り坂とともにスパートがいいんじゃないかな?

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