スプリンターズS馬体評価2

9.ダイアトニック(C)危
前走の疲れを隠すように、しっかりとふっくらした馬体で調整しているものの、非常に筋肉が全く見えなく少なくとも前走の影響は受けている様子。あまり正直無理はできるタイプの馬体に余裕には思えないので、騎手面を考えると後ろから行く可能性は高いはず。もちろんイン側に切れ込む脚なので比較的差し足を伸ばしやすい馬体ではあるが、中山で差しが聞くとはこの馬には思えないところだ。ちょっと狙いが難しいところだが、ここは危ないのではないか。
10.グランアレグリア(B)
確かにそれなりには調整具合は良いのだろうけど、やはりまだ絶好調というわけではなさそう。アーモンドアイを破った安田記念が明らかなこの馬の絶好チャンスであったところからそこから2部ほど下がっての馬体か。調教もあんまり良くないし、池添騎手からの乗り替わりもどうかと思うところ。ここはちょっと狙えない感じだ。
11.ラブカンプー(C)
このメンツともなると、前走から上積みはなさそうな分逃げることもできないだろうし、G１２着経験はあるが、和田騎手に戻ることはないのでここは辛いところでは。
12.ビアンフェ(A)
前走は明らかな太り過ぎな感じ。確かにこの馬馬体がかなり成長している分かなりプラス体重。半腱半膜様筋がかなり成長している分、中山のパワー馬場ば会うだろう。逃げる競馬じゃなくても前走のように結果が出ているのはプラスだし、1200Mで掲示板を外さない堅実さもこの馬には武器になる。前が早くなる有利な舞台であるから、モズをいかせて番手で競馬をすることができれば十分に可能性を感じる馬。
13.レッドアンシェル(C)
パワーを持たない馬体なので、ある程度スピード勝負が向いているだろう。彦根Sも、２着馬快速のエンゲルヘン。前走も２着馬はモズスーパーフレアと快速馬がスピードレースを作り出すレースで好走している。もちろんG1ではいいのだろうけど、しまいにスローに落とせてしまうというのは長くいい足を支えるこの馬にとっては辛い展開になりそう。
ちょっと前走のように行くことはなさそう。
14.エイティーンガール(C)
トモのつなぎはいいが、前走雨馬場を快勝後の疲れは影響。
時計のかかる舞台ならいいが、モズの作り出すハイペースに対応は不可かも。
代打池添騎手とはなるが、この乗り替わりは基本的にはよくは言えない。一瞬の末脚を生かす騎乗をできる騎手ではあるが、4連続騎乗をしてきた坂井騎手からまた戻すのはプラスとは言えない。前走はスローペースでもあり、差しのチャンスでもあった。結論、中山でハイペースとなるとある程度の内枠が欲しかったはず。
15.クリノガウディー(A)
ここで狙いたい馬体に戻っできた印象。外枠のスクリーンヒーロー、さらに格上にチャンスが上がる同産駒は狙いどき抜群ともいえる。キコウがさらに成長を見せてきており、ようやく覚醒の時なはず。春先からの調子に戻すことはできたと見ていいはず。筋肉もG1で完全復活なのでここは狙ってみたい。
16.アウィルアウェイ(C)
馬体以前の問題かもしれないが、基本的にはパワーなどの重量感が足らずに坂のある競馬場は最後ノビを欠いている。そこを考えたときに中山であったらちょっと最後は伸びない可能性は高い。前走で雨をしっかり走ったのはプラスだが、ここは中山の坂を苦にしないかがポイントか。


総合
1位(S)ミスターメロディ
前走余裕分の馬体をきっちりと筋肉に変えて、前肢が力強く見える。まさかここからまたさらに一段と成長するとは思えなかった。パワーがある馬なので中山の重めの馬場は合うはずだ。
2位(A)ライトオンキュー
もちろん雨が降った方がいいというタイプの血統かもしれないが、馬体的には良馬場でこその馬。上手く走れてはいるが、雨よりは良馬場で。
3位(A)クリノガウディー
復活の兆しを見せるキコウの出来状態。格上には強いスクリーンヒーロー産駒×中山コース。
4位(A)モズスーパーフレア
テンの早いこの馬は前走より良くなっている。馬体の作りも明らかにSS向きだ。
5位(A)キングハート
内目で一瞬の足を使うとしたら枠的には完璧の枠。うちでいい位置しんだフリできればチャンスあり。