スプリンターズS馬体評価

スプリンターズS
1.ダイメイプリンセス(C)
過去のスプリンターズSは、6着、4着とメンバーながら好走を続けている。ただ、得意のアイビスSD、さらに北九州記念と結果が出ていないのは少し苦しいところに見える。夏に比べてちょっと馬体にも筋肉のなくなり具合が見えてきており、キングヘイロー産駒というところからももう衰えといったところのように感じる。
2.モズスーパーフレア(A)
高松宮記念の時の馬体と比べると、それなりに夏をこしてまだよくなっている印象。胴が詰まってきており、かなりスピード力は抜群の印象。ただ、絶好調というわけではなく、またよくなる余地を見せている。最終追い切りでどこまで変わってくるかの馬だと判断したい。前走の北九州記念では、意外に差しの決まる小倉の馬場にやられたような感じ。中山は抜群であるし、快速でもあるので内枠が仇とならなければチャンスあるだろう。
3.ダノンスマッシュ(B)
乗り替わり自体は正直のところ問題意は全くなく、逆に前哨戦を違う騎手で軽く終えたというのはいいかもしれない。それより心配すべきなのは、母系のダンチヒの血が強すぎて、マルバツの形になっている点は気になるところだ。さらに、ロードカナロアは母系を生かしやすいので、ある程度ダート系の強さを求められるパワー舞台は好走しやすい。ということで、中山1200自体は悪くないはずだ。前走より馬体も、キコウなどトモも力強さを増しているし、ヒバチから入るラインは評価できる。重心が高いタイプなので、直線が短い方が良いはず。前走より上澄みを感じる舞台で。
4.キングハート(A)
この馬は、基本的にすごい角度で曲飛のタイプなのである程度長くいい脚を使うというより一瞬の末脚を生かすタイプ。ここ2走はほんとにふざけるようなレースぶりで、後方から進めているのはマイナスだ。内枠から好位で折り合えればあっと思わせる競馬も十分にあると考えていいはず。中山のオーシャンSを経験しているだけに、逃げ馬が強い(モズが残る展開)なら一瞬の足で大金星も。
5.メイショウグロッケ(C)
前走を見る限りでは、展開がかなりハマってくれた分伸びてきた印象。マイルで勝利を収めている馬だからそれなりにしまいの足は伸びてくる馬だが、前走は追走も苦しかったし今回もっと展開が早くなるだろうからそれについていくのがかなり厳しいと見ていいはず。12002戦目の慣れはあるかもしれないが、ベースが速くなるのと、相手関係、さらに右回りという時点で厳しいところだろう。
6.ライトオンキュー(A)
非常にクビの短い馬体で、それなりに平行といった馬体の形。脚が短いタイプであるから、瞬発力に欠ける足は十分にあると言える。前走は雨馬場で、激走してきた分雨馬場ならエイティーンガールと狙いたいというのが続出するだろうけど、本来は良馬場の差し馬場の方がベストな感じ。最終週で時計のかかる馬場になっている今は、十分この馬の得意な良馬場の時計のかかる馬場。雨が降るとどうきても、ワンテンポ遅れる競馬になってしまいモズに逃げ切られてしまう。それを防ぐために、とりあえず良馬場で内側で貯めることが必要になってくる。
7.ミスターメロディ(S)
これは完璧としか考えられない。明らかに前走のできはこの馬体を見る限り5部以下。調教も動いていたのも、年齢的なものだったのかもしれない。前肢の筋肉が抜群に変わってきておりスプリンターといった体型に。並行で、しっかりと重心が下に固まってきたのである程度のスピードを持続して使えるというところがいいところになってくる。基本手にダート血統の馬はもっさりとした馬が多いが、あまりにもこの馬は筋肉質でダートは間違いなく合わないと見ていい。昨年は4着も、この馬体とは全然違う形。中山1200に適性がないこともないだろうし、ある程度前走で復活の兆しを見せているだけに中山4枠も狙いが効くだろうしここはS評価、完璧馬体。
8.ダイメイフジ(B)
当初は逃げ馬で、中山1200に適性を感じさせていたので評価できていたが、馬体的にはちょっと不安なところがあった。マイラー要素を求められるところがあった馬体がその分成績を読んでいたのだが、今回は首をながくして、胴が長い形に。完全なスタミナタイプになっているのが正直よくないところ。不調なのか衰えなのか。前者ならまだいいが、後者であるとちょっと‥手を出しづらいか。