ミスターメロディ突き抜ける/スプリンターズS

春は後味の悪い結着で終わった高松宮記念であったが、夏を越しての再度のスプリンター王決定戦。例年、とにかく差しが決まって最後ゴール前内側の馬と外側の馬が接戦でゴールするのが多い競馬になっているが、今年も馬場的にはそうなる感じはする。土曜日の馬場としては、インの逃げ馬が全く通用しないところだったしようやく新馬戦で逃げた馬が勝利を収めたがそれまで人気馬でも飛んでいたことを考えると内枠から逃げる競馬になったときに粘れるかと言ったら馬場的には粘れないようになっているイメージ。1.06ほどの早い時計ではなく、1.07程度の若干かかるようなた時計にもなっているという点には注目すべきな点だ。時計がある程度かかるスプリンターズSというところに視点を置いて予想した。
◎ミスターメロディ
セントウルSでも案外の調子の良さを見せていたので◎にしたが、本番はやはりこちらに示唆。前走がいつも通り、太さを見せて叩きに使ってくるというところではなかったが、この馬に関しては前走を見る限り成長力が増していると見てもいいだろう。確かに前走は休み明けながら長く仕上げてきており、普段のこの馬の休み明けとは一見違うところは見えていたがやはり筋肉が今回は前回と違う。6月から使ってなくて一度使っての前肢の筋肉なんかはさらに成長というか、仕上がってきている印象を受けた。やはりこの面が上がってきたところ、スプリンターといったような重心の低さから繰り出されるスピード能力方と言えるところはあるのである。左回りの方がもちろん成績は出ているし、高松宮記念の勝ち馬でもあるのだが右回りの去年でも十分に相手関係強い中でもちゃんと走れているという点を考えてしまえば十分に右回りの中山でもパワーを要する馬場ならチャンスはあるだろう。日本方でない血統なので、本当に早い競馬が向いているかというとそこまで向いていないだろうけど、メンツを考えれば十分ペースが速くなって前が崩れ落ちる展開になるはず。そうなったときに好位の位置にいるこの馬が突き抜ける可能性は非常に高いのではないか。芝調教はいつものことで、馬場を知り尽くしているのはやはり現在は福永騎手が一番中山の馬場を関西騎手の中ではこなせている印象。軽めの調整で調子も上がってきていることだし、遠征は問題ないと判断。昨年のような競馬を見事にしてくれれば激走チャンスはあるはずだ。
○ダノンスマッシュ
もちろんこの馬も昨年はマルバツの流れがあったのにもかかわらず、3着に入り込んだというところを適性の高さが物語っているといっても。マルバツは続いているが、前走は簡単に退ける快勝のながれ。中山の1200は本質ベストコースなのでこの馬にも期待してみたい。
▲クリノガウディー
春は惜敗で涙を飲んだ陣営。三浦騎手に変わるが、もちろん彼もダノン継続騎乗できずに燃えているはず。時計のかかる舞台は良いのと、前走は悪くなくメンバーレベルが上がっているのもプラスになる。