秋華賞有力馬診断1.エスポワール

デビュー後しっかり乗り込んで秋へしっかり臨戦してきたこの馬。上がり馬が強くなったということは昨年のミッキーチャームで判明したものの、今年はやはりもう一段階条件戦のレベルが1つ下がったとみていいだろう。2走前なんかはかなり低レベルメンバーで、上がりでもそう早くないタイムでの勝ち方。勝ち方からするとこの馬はかなり強く見えるし、タイム的にも前走は早く見える。ただ、走りが右に寄れることがあると言える。今回右回りへと条件が変わるところが、以外にも落とし穴になりそう。京都競馬はやはり外に膨らんで仕舞えばロスが大幅に出て重賞でもそのミスが目立つことがある。メイショウテンゲンなんかはその例でやはり実績馬でも外寄れは避けたいところ。この馬は内枠が欲しいところでもありそう。ここ2戦馬場が悪いところを買って来ていることもあり、母父への血は薄いとみてもいいだろうが、G1の舞台になるとと言うこともあるかもしれないと言うことを言うと、母父シンボリクリスエスはロベルト系らしく、雨に弱い傾向がある。もちろんこの馬は阪神の1800という多少内回りで逃げ馬有利のところをかってきている。中山の2000戦で落としたように、この馬のベストというのは非根幹距離なおかつ直線に坂がありパワーを生かしやすいコース。父はオルフェーヴルと気性に問題がある血統でやはりいきなりジーワンというのは馬のメンタル的なところでも怪しいのではないか。エポカドーロ、ラッキーライラックとは違うようなパワーの持ち主で兄弟のアドミラブルもクラシックのトライアルを勝つほどの実力馬の血統ではある。ただ、帰り雨が降っていて、外に寄れるようではあれば、右回りのジーワン、重賞では用無しか。内枠に入りたい。