宝塚記念全頭評価アルアイン

渋った馬場というのを除けば安定した実力を発揮できる馬である。前走の大阪杯でまたさらに成長して勝ち方が皐月賞の頃に戻ってきている。マイルも使っていてかなり柔軟性がある馬である。上がりを使う馬ではないので、阪神の2200ならかなりパフォーマンスは上がる。前走や毎日杯などを見る限りだと阪神の内回りコースというのは多分走りやすいのだろう。左回りの馬ではないし、金鯱賞の時は雨、柴山騎手に乗り替わりというかなりマイナスの面が揃ってしまっていたので仕方なかったと考えると、軸にしやすい馬なのだろう。ただ、前走で叩きの効果が出たので、お釣りがあるのかどうかが問題であるだろう。マイルCSの時まではまだ馬体は減っていないので少しはあるだろう。
血統面からは父がこのレース相性の良いディープ産駒。ディープ産駒にナスルーラといえば調子を取り戻せないという材料がある。アルアイン自身着順を落としていたので前走は心配したが取り戻すようなレースだった。好調を維持できていればまた好勝負か。母のドバイマジェスティは、米Ｇ１ＢＣフィリー＆メアスプリント、米Ｇ２サラブレッドクラブオブアメリカンＳ、米Ｇ３ウィニングカラーズＳ（連覇）などに勝利している。さらには2010年エクリプス賞最優秀短距離牝馬にも選ばれているほどかなり名牝と言っていい。母父は、阪神にふさわしいようなパワーをすごく持っているような感じ。米Ｇ２スーパーダービー、米Ｇ２ノーフォークＳ、首Ｇ２ＵＡＥダービー、首Ｇ３ＵＡＥ2000ギニーなどに勝利。他、米Ｇ３ペンシルヴァニアダービー2着、米Ｇ２ジムダンディＳ、米Ｇ３ベストパルＳ3着などを勝っている馬で、母の短距離適性でスピードと、小回り適性を担い、母父で、阪神の坂を駆け上がるパワー、父でスピードを生かすというところは、抜群の血統と言っていいだろう。阪神は前にも触れたがかなり適性高い。距離はスタミナが少ないので
延長は心配。根性はあるしスピードも高い。

阪神→◎
距離→◯
根性→◎
スピード→◎

評価4.8