よろしく哀愁

買い物で、座間イオンへ行ってきた。
大型ショッピングモール。

ひと昔前は、ダイエーだったなぁ、
と、思う。
何処へ行っても、ダイエー。懐かしい。


時代変わって、何処へ行っても、イオン。
〈お客様が、安心出来るように、〉
同じ作りの、イオン。




イオンの中で… … …

前方から、相撲取りが、歩いてきた？
ノッシ！ノッシ！ノッシ！

よく見ると、赤ちゃんの前抱っこヒモを
装着して片手で、ながらスマホ！
赤ちゃんの手足が、腹の辺りで、
ブラブラ♪
お母さんの片手も、
ブラブラ♪

…で、歩き方が、ノッシ！ノッシ！

完全に、関取？
イヤ！相撲取りだ！

全く、左右対称で、もう一人、同じ姿で、
赤ちゃん手足、ブラブラ♪
お母さん片手ブラブラ♪
同じく、ながらスマホ。
色こそ違うが、体型も、雰囲気も、態勢も
左右対称で、鏡のようだ。
そして歩調も、ノッシ！ノッシ！

その真ん中に、
スレンダーな、イケメンが、
子供を、カートに乗せて、前屈みになって、乗るように、同じ歩調で、押して来る。


横一列！余裕を持って、三車線だ。
左右は、陳列棚で、通れない。

どーーーする、私。



迎え撃つも、相撲取り相手に、
心もとない。

通れるのか？

相手は、左右対称に、ふたり。
前方無視の、
どすこい！ながらスマホ真っ最中。
然も、〈赤ちゃん〉と言う、免罪符を
腹に装着している。


真ん中のイケメンは、
思考能力…0






私が… … …よ・け・た。







〈みっともない〉と、痛烈に、思った。
何処が？何が？と、思う… …

赤の他人を批判する気は、更々無いし、
言えたギリでも無い。


自分も〈みっともない〉事は、
つつしもうと、切に、願った。
辞めますと、言えない自分が、確かに居る

ヒトは、見てるなぁ〜と、思って、
ため息が出た。


だって、私が、日記に上げてるじゃん。
コワイ、コワイ！


帰り道。
表通りの信号を曲がる角に、
ダイエーが在る。チッコ・ダイエーだ。

時代は、変わりました。




自分を含めて… … …哀愁を感じた。