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2019/05/06 00:36
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ナエごん――彼女の証言も、同じように、やはり理由はわからないがウシさんがキレた、というものだった。
「えぇ、ほんとに、和やかにお菓子、クッキーや、ケーキを食べながらお茶を飲んで、のんびりと会話していたの。
いつかみんなで個展とかいいわね、みたいな。
途中、中盤くらいから《おせっかいおばさん》が特にキツく当たられている感じはしたけどね、理由になりそうなものは私から見ても、特にはない。
天気とか、野菜や、くだものの木の時期の話とか――当たり障りない会話ばかりだったから、余計に絡まれている理由がわからないわ」
「なるほどね。ありがとう。
少し、相談があるんだが……」
彼、は話を聞くとすぐにナエさんの耳元で何かを相談する。
「なになに? ……うんうん、わかったわ」
しかし男女比率同じなはずなのに、ぼくだけが浮いてるようななんて思いながら、ぼくはそれを見続けていた。
此処に、必要なのだろうか……なんか空しい気分になってくる。
「きみにこの役目をさせたかったんだけどね」
彼は急に、じっとぼくを見て話しかけてきた。
「え?」
「さすがに、そんな無理をさせると傷を抉らないかと心配したんだ」
「はぁ……」
ナエさんがお手洗いを借りてもいいかと彼女に聞く。
彼女は案内にむかい、ナエさんも廊下に出ていった。
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