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2019/06/14 21:18

砂山

「新潟文化物語」というWEBサイトがあり、そこに、『砂山』と「歌碑」、白秋についてなど書いてありますが、記載に大変な間違いがあります。

このサイト
「県内の多様な地域文化の継承と活用、そして未来へ向けた新たな地域文化の創造に資することを目的として新潟県が開設しています。」(引用 原文まま)

「このWEBサイトは(会社名)が、新潟県文化振興課からの委託を受けて運営しております。」(原文のまま)

「当会社は、当サイト上のコンテンツの内容について保障するものではありません。」(原文のまま) 

「当会社は当サイト上の情報が正確であるよう最新の注意を払っておりますが、不正確な記載や誤植を含む場合があります。当サイト上の情報は、利用者の責任においてご利用ください。」(原文のまま)

「当サイトに掲載されているコンテンツが原因でいかなるトラブルが生じたとしても、サイト運営者は一切責任を負いかねますのでご了承ください。」(原文のまま)


情報誌などを発行している地元の会社みたいですが、情報誌は好きにしていただいたら良いと思いますが、私は見ないので。これは、県の仕事なんでしょ。
 
「最新」の注意? どんなの? それはいいとして、


該当箇所

「新潟市中央区寄居浜西海岸公園、護國神社境内の松林に、唱歌「砂山」の歌碑がある。(中略)熊本の生まれの白秋だったが、新潟との縁も深く、一時期連れ添った妻で詩人の江間章子は上越市の出身、(以下省略)」(省略以外原文のまま)


北原白秋の2番目の妻だったひとは、詩人の江口章子(1888年〜1946年)
大分県国東出身。一度地元の弁護士と結婚しますが、離婚。
上京し、平塚らいてふのもとに寄宿。白秋と知り合い、結婚します。

その後、白秋は雑誌「赤い鳥」への連載により徐々に生活は豊かになっていき、それまで一室を借りていた伝肇寺の境内に住宅を建てます。
その落成祝いの日、章子はなじみの新聞記者と駆け落ち。その後、谷崎潤一郎宅に転がり込み、谷崎は和解を進言しますが、白秋は拒否、離婚。

いったん、故郷大分に戻った後、京都一休寺の住職と結婚。離婚。
次に、大徳寺聚光院の僧 中村戒仙のもとへ押しかけ同居。結婚。
この頃から異常が現れ出し病院へ。中村戒仙とは離婚。
のち柳原白蓮の蓼科の別荘に行き(顔が広い!)、戒仙の厚意で観音堂を建ててもらい、法名妙章と名乗ります。しかし、寺を手伝ってた男とまた駆け落ち。 

そしてまた別れ、汽車の中で脳溢血で倒れ、養老院に入ったあと、大分の実家に引き取られ、土蔵の中で他界したと言われます。享年75歳。(瀬戸内晴美(寂光)著『ここ過ぎて』より)


なんていう華麗で波乱の人生。これはこれで凄いと思います。ある意味、尊敬さえしますよ。

『花の街』などの詩の、江間章子さんは、団伊玖磨に歌詞を間違えられたのに遠慮して長いこと言い出さなかった穏健な方です。

なにはともあれ、ご本人たちに失礼。上越市民に無礼。他の新潟県民のかたがたに迷惑ですね。

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    2019/06/15 21:52 ブロック

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    2019/06/15 06:40 ブロック

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